野球ではない「甲子園」の話題です。
3月、「アトツギ甲子園」という中小企業の後継者たちが新規事業のアイデアを競い合う大会が開催された。そこに出場した大分県玖珠町の男性を取材した。

「アトツギ甲子園」決勝大会に出場

「伊勢屋は小さなお米屋です。しかし、私は3代目アトツギとして未来を担うこどもたちにお米の魅力を伝える責任と使命があります」(伊勢屋3代目 江藤優さん)

熱意のこもったプレゼンを披露したのは玖珠町の米穀店「伊勢屋」の3代目・江藤優さん33歳。
3月8日、東京で開催された「アトツギ甲子園」の決勝大会に出場した。

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全国の中小企業の後継者たちが新規事業のアイデアを競うこの大会。
実は、大分県は毎年ファイナリストを輩出していて、今回は江藤さんが地区大会を勝ち抜き、決勝に進んだ。

ありそうでなかった…お米の食べ比べ

江藤さんが提案したのはありそうでなかったこんなビジネスプラン。

それは「お米の食べ比べ」。
消費量が年々減少しているお米だが、そのおいしさや魅力を知ってもらおうと、店で食べ比べをしてもらうサービスだ。
このサービスは、ことし秋の新米の時期に始めようと、準備を進めているそうだ。

目指すのは「新しいお米屋さん」

伊勢屋はことしで創業73年。
かつて玖珠町内に数十件あったという米穀店は今ではここだけ…。
江藤さんは「“米どころ玖珠”として店を残さなければ」と「新しいお米屋さん」を目指している。

そんな息子について先代は…

「1人1人のお客さんに合ったサービスを考えていくっていうのが大事かなと思っている。それを期待している。お米に関しても研究熱心はもう間違いがないからですね」(伊勢屋2代目 江藤正八さん)

「子供も大人もワクワクするようなお米屋を実現したい」というアトツギの江藤さん。

お米の魅力を発信できる「新しいお米屋さん」の実現に向けて挑戦は続く。

(テレビ大分)

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