部員2人で頑張る加茂水産高校の相撲部。間近に迫る全国大会に向けて稽古に励んでいた2人だが、3月16日に行われた大会の写真と動画を、顧問の泉山先生が送ってくれた。目標に掲げた「団体戦での1勝」はできたのだろうか?

部員は2人のみ もちろん悩みもある

山形県内の高校の相撲部で、現在唯一活動している加茂水産高校。

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部員は、2年生の田村蒼汰さんと、1年生の板垣成さんの2人だけだ。体格差がありすぎて、思いっきり稽古ができないという悩みがありながらも、週に5日練習に励んできた。

いよいよ大会本番!白星飾れるか

そんな2人が3月16日、高知県で開催された全国高校相撲選抜大会に挑んだ。
板垣さんが入部して部員が2人になったことで、ようやく出られることになった団体戦で「1勝」を目指してきた。

しかし、3人1チームで戦うため、加茂水産高校は“先鋒が必ず不戦敗”という不利な条件になる。

中堅の板垣成さん(1年)
中堅の板垣成さん(1年)

2人そろっての白星が勝利の絶対条件だったが、中堅の板垣さんは予選のすべての試合で「黒星」を喫してしまった。

大将の田村蒼汰さん(2年)
大将の田村蒼汰さん(2年)

一方、大将の田村さんは、恵まれた体格を生かしてすべて「白星」。他県のライバルに一矢を報いた。

2人が掲げる新たな目標

大会を終えたあと、田村さんは「秋の国体での活躍」、板垣さんは「体重を10kg増やす」と、次の目標を口にしたそうだ。

新たな目標を掲げた2人だが、実はもう一つ、「間もなく入ってくる1年生に入部してもらい、部員3人で団体戦に出たい」という共通の目標がある。

2人で切磋琢磨しながら、新入生の勧誘もうまくいきますように。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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