山形県職員が着る作業服が、爽やかで動きやすいデザインにリニューアルされる。機能性の向上に加え、土木職のイメージアップが期待される。

若手職員の意見を反映しリニューアル

3月14日、県庁で県土整備部や総合支庁の建設部の職員が新年度から着用する新しい作業服の発表会が行われた。

写真一番右側がこれまでの作業服
写真一番右側がこれまでの作業服
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これまでの作業服は男性用しかなく、女性職員も同じものを着用していて、動きにくさもあった。作業服のリニューアルは20年ぶりで、2023年9月から若手職員が検討を重ねてきた。

YouTubeの「やまがたけん☆県土ちゃんねる」では、女性職員が「肌着とかも出たりする。やっぱり嫌じゃないですか…」と作業服の悩みを熱く語っていた。

さらに、「県土整備部では、俺たちに合う作業着を募集するぜ。ご提案待ってま~す」と作業服提案募集の動画も投稿していた。

男女兼用で快適な着心地を実現

新しい作業服は、スポーツ用品メーカー大手・ミズノの製品で、濃紺と水色の爽やかな色合い。機能的にも、軽くて伸縮性があって動きやすいうえ、男女兼用のデザインで女性も抵抗なく着られる。

空港港湾課・石川颯人主任技師:
今までは重たい感じがあったが、仕事をしたくなるような作業服になった。

建設企画課・伊藤汐音主事:
男女兼用ということもあり女性の体にも沿うようになっていたり、下着が透けてしまうこともあったが、ネイビーで暗い色なので目立たないようになっているのが女性としてポイントが高いと思う。

イメージアップで人材獲得を目指す

若手職員の意見を反映したリニューアルには、土木職のなり手不足が背景にある。
県はイメージアップを図り、人材確保につなげていきたいと話す。

県土整備部・山口仁室長補佐:
土木職の人材確保が県の課題になっている。人がいない中で災害復旧ができないなどあってはならないと思うので、土木人材を確保していきたい。

若手や女性職員を中心に、徐々に新しい作業服に更新していくという。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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