新潟県内では2月から横断歩道で児童が巻き込まれる事故が相次いで発生している。こうした中、3月1日から横断歩行者を守る交通事故防止運動が始まった。これに合わせ、Negiccoのメンバーが県警の交通安全大使に任命され、さっそく注意を呼びかけた。
全員一児の母・Negiccoが交通安全大使に任命
県警の交通安全大使に任命にされたのはNegiccoの3人のメンバーだ。
この記事の画像(8枚)Nao☆さんは「子どもと一緒に歩いている方は、しっかりと手を握って、ドライバーの皆さんは温かい気持ちで周りを見渡して運転していただきたいと思います。皆さんで新潟県の事故をなくしましょう!」と任命式の会場となった新潟市中央区古町地区で呼びかけた。
児童が巻き込まれる事故相次ぐ…
一方で、新潟県内では横断歩道での事故が相次いで発生している。
2月7日に新潟市東区で登校中の児童が横断歩道で車にはねられ、軽傷を負ったほか、2月16日は新発田市で下校中の児童3人が横断歩道で車にはねられ、ケガをする事故が発生。
3月1日には新潟市西区で児童が横断歩道を渡っている際に車にはねられ、ケガをしている。さらに、3月5日には上越市で下校中の児童が車にはねられ、ケガをした。
わずか1カ月の間に、横断者が守られるはずの横断歩道で、児童が巻き込まれる事故が4件も発生しているのだ。
県警によると、横断歩道での人身事故は2024年に入って2月末現在の速報値で49件発生。死者は出ていないが、児童5人を含む53人がケガをしている。
“一時停止率”全国ワーストの新潟… ルール徹底を
メンバー全員が1児の母となったNegiccoも交通安全への意識が変わっているようで、Kaedeさんは「子どもがこれからもっと歩けるようになったり、走れるようになったりすると、もっと危険が増えると思う。改めて母親として守っていきたい」と話した。
また、Meguさんは「視界が悪いときはライトを早めにつけたり、見通しが悪いところでは注意深く見ていただいたりしながら安全運転していただきたい」とドライバーに対しても注意を呼びかけた。
横断歩道での車の一時停止率が「23.2%」と全国ワーストの新潟。
これから暖かくなり、人や車の動きが活発になる中、車のドライバーは「横断歩道は歩行者最優先」というルールを改めて徹底する必要がある。
(NST新潟総合テレビ)