バスケ女子日本が決めた!

バスケットボール女子のパリ五輪最終予選(ハンガリー・ショプロン)は11日、グループAの日本(世界ランキング9位)がカナダ(同5位)と対戦し、大激戦の末、86-82でカナダを撃破。4カ国中3位以内が確定し、日本がパリ五輪への出場権を獲得した。3大会連続の五輪出場となる。

パリ五輪には、バスケットボールで男女代表がともに出場することとなった。

初戦で強豪スペイン(世界ランキング4位)に快勝したものの、第2戦で格下のハンガリー(同19位)に惜敗していた日本。

カナダ戦の第1クオーターはスピードのある宮崎早織がドリブルで切り込んでの2ポイントで先制得点。3ポイントが得意の日本だが、序盤は宮崎、山本、髙田などが2ポイントのシュートを重ねていく。両国が互角の戦いを続ける。初戦スペイン戦で6本成功するなど3ポイントを得意とする林も、敵陣ゴール下に切り込んでの2ポイントを決める。20-20の同点で終了。

第2クオーターも序盤2点シュートを重ねていく日本。今大会初出場となる本橋菜子もコートへ。両国互いに逆転を繰り返しながら互角の神経戦が続くが、残り約6分で馬瓜エブリンが本戦でチーム初の3ポイントシュートを決める。その後赤穂ひまわりが2点を決め、29-35の日本6点リードとなり、流れが日本に。さらに残り約5分でエブリンがさらに3ポイントシュートを決める。カナダは高さを活かしてのゴール下でパスを受けてのシュートなどで日本に迫る。山本麻衣も3ポイントシュート成功で8点リード。日本のファウルによるカナダのフリースローでの得点も重なり、前半は50-46の4点リードで終了。

後半。第3クオーターはカナダの2点でスタート。さらに2回のシュートでカナダが逆転。その後お互いに逆転を繰り返す両国拮抗した戦いに。その後山本が3ポイントシュートを決め、再び日本が5点リードするが、日本のファウルによるフリースロー、さらに3ポイントを決められ、再び同点の63-63に。その後も相互の応酬が続く神経戦。残り1分41秒で、山本の3ポイントシュートに対するカナダのファウルでフリースローに。5点リードを取り戻す。70-67の僅差3点差で終了。

第4クオーターは宮崎の2点でスタート。エブリンが3本目の3ポイントを決め6点リードに。その後、カナダのガードの中心・コリーが5ファウルで退場する。互いにファウルが続く厳しい戦いが続く。前半約4分半で再び同点に追いつかれ、79-79に。髙田がゴール下でパスを受けてゴールを決め、83-79。しかし髙田が5ファウルで退場。そして山本が2点を入れる。
厳しい攻防の末、86-82で日本が大激戦を制した。

目標としていた予選“3連勝”は惜しくも逃したものの、強豪国のスペイン・カナダ、開催国ハンガリーが出場する大混戦の「死のグループ」で勝ち残り、堂々五輪出場を決めたバスケ女子日本。

出場するパリ五輪は、7月26日から8月11日までの日程で行われる。

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