2025年度のスポーツシーンを彩った神村学園高等部の黄金世代が、3月1日の卒業式をもって学び舎を後にした。夏のインターハイと冬の選手権で2冠を達成した男子サッカー部をはじめ、2年連続で選手権準優勝の女子サッカー部、甲子園を沸かせた野球部など、数多くの輝かしい実績を残したアスリートたちが、それぞれプロの世界という新たなステージに挑む。

地域が誇る快挙を祝うパレード

卒業式前日の2月28日、鹿児島県いちき串木野市街地では約2000人の見物客が集まり、神村学園の活躍を称えるパレードが開催された。男子サッカー部の史上初となる2冠達成と、女子サッカー部の2年連続準優勝という偉業を、地域全体で祝福する光景が広がった。

この記事の画像(7枚)

見物客からは「見ていて、すごい感動だなと。来年もぜひ、決勝に行って欲しい」「いいですね。すごい串木野の誇りになります」といった声が聞かれ、地域住民の誇りと期待がひしひしと伝わってきた。

プロの世界に挑む若き才能たち

今回の卒業生の中で、男子サッカー部からは6人、女子サッカー部からは1人が2026年からプロの世界に挑戦する。すでにチームに合流している生徒もおり、高校卒業と同時に本格的なプロ生活をスタートさせている。

いわきFCに加入した中野陽斗選手は、卒業式を振り返りながら今後への決意を語った。「応援してくれる人、支えてくれる人のために頑張る姿を皆さんには見て欲しい。海外でプレイすることが目標、そのために今ある環境で足りない部分や、できることを精いっぱい頑張ってもっと上を目指したい」

浦和レッズレディーズに加入した原田真心選手も、高校生活への感謝とプロへの意欲を示した。「3年間一緒に過ごしてきた仲間との最後の日だったので とても寂しかった。(高校で)粘り強い気持ちや泥臭さが身に付き、プロの舞台で壁があっても絶対乗り越えられる」

野球界にも新星誕生

サッカー部だけでなく、野球部からもプロの世界に羽ばたく選手が誕生した。阪神に入団した早瀬朔投手は、野球部のエースとして甲子園を沸かせ、その実力を全国に示した。

また、埼玉西武ライオンズに育成枠で加入した今岡拓夢選手は、卒業式に駆けつけ、「まずは、支配下の選手になることが目標。すごく濃く、いい経験ができた3年間だったので、この経験を生かし、上の舞台でも活躍できるように頑張りたい」と、プロでの目標を明確に語った。

学び舎から羽ばたく新たな挑戦

2025年度のスポーツシーンに数々の感動を与えた神村学園高等部のアスリートたち。3年間の高校生活で苦楽を共にした仲間たちと卒業の喜びを分かち合い、それぞれが描く夢の実現に向けて新たなスタートラインに立った。

地域の誇りとして、そして日本スポーツ界の未来を担う存在として、彼らの今後の活躍が大いに期待される。神村学園で培った技術と精神力を武器に、プロの厳しい世界でどのような飛躍を見せてくれるのか、多くの人々が注目している。

(動画で見る▶神村学園の“王者”たちが巣立ち インハイ&選手権で躍動したアスリートがプロへ)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(7枚)
鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。