3月19日に開幕する春のセンバツ高校野球大会に、花巻東高校(岩手・花巻市)が2年連続6度目の出場を決めた。攻撃力と投手力が全国トップクラスのチームには、プロが注目する3人の選手が揃っている。新3年生にとって4シーズン連続の甲子園で、先輩たちも成し遂げられなかった「岩手から日本一」という悲願達成に挑む。

圧倒的打撃力で東北制覇

花巻東は秋の県大会で驚異的な攻撃力を見せつけた。わずか4試合で35得点を挙げる圧倒的な打撃力で県大会を制覇。

センバツへ向け練習に励む花巻東高校
センバツへ向け練習に励む花巻東高校
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続く東北大会では、接戦での勝負強さを発揮し、4年ぶりに東北の頂点に立った。

この強さの源となっているのが、プロも注目する3人の選手たちだ。

1年生から4番の主砲が牽引

チームを率いるのは古城大翔キャプテン。1年生の夏から4番打者として活躍し、通算ホームラン26本を誇るスラッガーだ。
プロのスカウト陣からも熱い視線を注がれている。

プロ注目の主砲・古城大翔キャプテン
プロ注目の主砲・古城大翔キャプテン

古城主将は「間違いなく昨年の秋よりは一人一人の意識やチームに対する思いも変わってきたので、成長していると感じる」と語る。

古城大翔キャプテン
古城大翔キャプテン

チーム全体の意識向上とともに、個々の技術面でも着実な成長を遂げている。

二刀流エースの完成度

同じく注目を浴びているのがハイレベルな投打二刀流の2人の選手だ。

投打二刀流の2人・赤間史弥選手と萬谷堅心選手
投打二刀流の2人・赤間史弥選手と萬谷堅心選手

このうち3番バッターを任されているのが、チームの主砲・赤間史弥選手だ。
通算ホームラン29本とチームトップを誇る一方で、エースナンバーを背負う投手でもある。

二刀流・赤間史弥選手
二刀流・赤間史弥選手

秋の県大会決勝では、2点を追う重要な場面で同点ホームランを放ち、チームを勝利に導いた。

「(持ち味の)長打を出せるように頑張りたいと思うが、ピッチャーの面でも結果を出せるようにしたい」と赤間選手。

二刀流・赤間史弥選手
二刀流・赤間史弥選手

打撃と投手の両面でチームに貢献する意欲を示している。

甲子園経験が生む自信

もう一人の二刀流が5番を打つ萬谷堅心選手だ。
東北大会では打率4割超えの活躍を見せ、長打数はチームナンバーワンを記録した。

二刀流・萬谷堅心選手
二刀流・萬谷堅心選手

投手としては2025年夏の甲子園で優勝候補相手に完投勝利を挙げたサウスポーエースだ。
甲子園のマウンドを経験しているだけに、精神面での安定感も大きな武器となりそうだ。

センバツへ向け練習に励む花巻東高校
センバツへ向け練習に励む花巻東高校

萬谷選手は「(甲子園での登板を)経験したので、少し気持ちに余裕があるというか、自分らしく自信を持って投げていきたい」と語る。

先輩たちの想いを胸に

新3年生にとって、この春のセンバツは1年生の夏から4シーズン連続の甲子園出場となる。

花巻東からはメジャーリーグで活躍する選手も輩出しているが、その憧れの先輩たちでさえ成し遂げることができなかった「岩手から日本一」という目標に挑む。

チームを率いる古城大翔キャプテン
チームを率いる古城大翔キャプテン

古城主将は「『一戦必勝』と言い続けてきたので、まず目の前の試合に対して自分たちの全力を出すというのを(優勝まで)5試合続けていきたい」と決意を語る。

攻撃力と投手力のバランスが取れた花巻東。岩手県勢による史上初の全国制覇への挑戦が始まる。

岩手めんこいテレビ
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