山形県とJR東日本は、2024年4月から春の観光キャンペーンを共同で行うと発表した。3月にデビューするつばさの新型車両を使った旅行商品や、山形の食や自然を満喫できる企画で観光客を迎える。
食や自然・歴史などの魅力を発信
「山形県春の観光キャンペーン」は、県とJR東日本が4月1日から6月30日までの3カ月間実施する。キャッチコピーは「心ほどけるやまがた」。
この記事の画像(6枚)山形県内全域を対象エリアとし、食や自然・歴史など6つのテーマに沿ったさまざまな企画を、観光協会や旅行会社と連携して展開する。
JR東日本は、3月にデビューする山形新幹線つばさの新型車両「E8系」を利用し、サクラの名所・ワイナリーをめぐるツアーや、サクランボのシーズンに合わせた団体向けの臨時列車を設定する。
また受け入れる山形県側は、サクランボなど県産フルーツを使った美味しいパフェが味わえる「朝パフェキャンペーン」を拡充するほか、蔵王温泉大露天風呂の夜間特別開放、国宝を所蔵する博物館での特別展などを企画する。
また、E8系がデビューする3月16日に、キックオフイベントとして県内各地のラーメンとそばを一度に味わえる「ラーメン県そば王国やまがたフェスタ」を開催する。
「ナチュラルな自分を取り戻す」
山形県とJR東日本が共同で観光キャンペーンを行うのは2018年以来6年ぶりで、吉村知事も期待を寄せていた。
吉村知事:
本県の魅力ある“本物”に触れていただき、地域の方々のホスピタリティを体感してもらうことで、訪れるみなさんにナチュラルな自分を取り戻してもらう。魅力に触れて何度でも訪れてもらうことで、山形県の観光がこれまで以上に元気になることを願っている
2月3日から、県内の観光地やJR東日本管内の駅に、キャンペーンを知らせるポスターの掲示を順次始めている。
(さくらんぼテレビ)