アメリカ大統領選挙に向けた、共和党候補の指名争いで、フロリダ州知事のデサンティス氏が、撤退を発表し、トランプ氏への支持を表明した。共和党候補の指名争いは、トランプ前大統領とヘイリー元国連大使の一騎打ち状態になっている。
デサンティス氏が撤退
大統領選に向けた共和党候補の指名争いは、序盤の山場、ニューハンプシャー州の予備選が2日後に迫る中、大きな動きがあった。

前回のアイオワ州で2位で、週末も精力的に活動を続けてきたはずのフロリダ州知事のデサンティス氏が、突然撤退を宣言し、今後はトランプ氏を支持すると表明したのだ。デサンティス氏は「勝利への明確な道筋がないので、選挙戦から撤退する」としている。

この結果、トランプ氏とヘイリー元国連大使の一騎打ちとなった共和党の候補者争い。トランプ氏は「ヘイリー氏は大統領の器ではない。彼女はタフでも賢くもなく尊敬もされていない」と発言するなど、相変わらず口撃を続けている。
批判相手を間違える
一方で77歳という年齢を感じさせる、こんな発言もあった。

「議会の襲撃で対応を怠ったのは、ニッキー・ヘイリー、ニッキー・ヘイリー、ニッキー・ヘイリーだ」と、3年前の連邦議会襲撃事件について「警備の責任者だったのに何もしなかった」と批判。しかし、ヘイリー氏は当時政府の要職にはついていなかった。どうやら、当時下院議長だったペロシ氏と間違えていたのだ。

ヘイリー氏は「精神面の健康に疑問のある人物は、大統領にふさわしくない」とチクリ。
ニューハンプシャー州の最新の支持率は、トランプ氏62%、ヘイリー氏35%となっている。
運命の投票は23日だ。
(「イット!」 1月22日放送より)
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