国体などに出場した福岡県代表の選手が着用したユニホームにプリントされていた県章が、5年間もの間“反転”状態だったことが明らかになった。なぜ5年間も気づかれなかったのか。

競技団体のスタッフが異変に気づき発覚

ぱっと見では2つのマークは同じに見えるが、実は違いがある。福岡県民に街で聞くと…。

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福岡県民(女性):
うわー、どうしよう。(違いは)分かりますけど、分かりにくい

福岡県民(男性):
全然、分からないです。ぱっと見は、「福岡県のマーク」って分かりますけど

一様に戸惑いを見せる県民たちに今回、取材班が見せたのは「うめ」をモチーフにした福岡県の県章だ。並ぶ2つの県章は同じような形に見えるが、実はある違いがある。左側が正しい県章だが、右側は“反転”した誤った県章なのだ。

実はこの反転した県章が、国体などに出場した県代表の選手が着用していたユニホームにプリントされ続けていたという珍事が、今回明らかになった。

2023年10月に全国大会の準備を進めていた際、競技団体のスタッフが「マークがおかしい」と気づいたことで誤りが発覚した。
原因について福岡県は、「製造メーカーが県章の位置を変更した段階で、県章を誤って反転した可能性が高い」としている。

県教委によると、ユニホームは2019年から販売されていたということで、5年間誰も「裏表逆の県章」に気づかなかったということになる。
ユニホームは5年間で約2,250着販売され、県は全て無償で交換するという。

(テレビ西日本)

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