アメリカのニューヨーク・タイムズは9日、「2024年に行くべき52カ所」を発表し、日本から山口市が選ばれた。

これはニューヨーク・タイムズが毎年1月、旅行先として勧める世界各地の場所を選び発表しているもので、「2024年に行くべき52カ所」には山口市が3番目に取り上げられた。

記事では、山口は「『西の京』と呼ばれ、京都に比べて『観光公害』はかなり少ない」として紹介し、国宝の瑠璃光寺の五重塔は「完璧な庭園を備え、息をのむほど素晴らしい」と評価している。

また「市内の曲がりくねった小道では様々な体験ができる」とし、洞春寺の境内にある陶芸工房「水ノ上窯」のほか、コーヒーショップやカウンターで食べるおでん屋さんなど、グルメ情報にも触れている。

さらに「徒歩15分で行ける」として「湯田温泉」も紹介しているほか、今年の夏に4年ぶりに通常開催する山口祇園祭は「京都の祇園祭に劣らない歴史ある」として取り上げている。

去年は岩手県盛岡市がニューヨーク・タイムズの行くべき場所で2番目に紹介され、外国人観光客の増加につながっていて、山口も今後、外国から注目されそうだ。