羽田空港で2日、日本航空と海上保安庁の航空機が衝突し5人が死亡した事故で、国土交通省は管制官との交信記録を公開した。

斉藤国交相が公開したのは、管制官と、日本航空と海上保安庁、それぞれの航空機との交信記録。

記録によると、午後5時44分、管制官は日本航空機に対し、「着陸支障なし」と許可を出し、日本航空機側も復唱している。

その1分後、管制官は海保機に対し、「C5上の滑走路停止位置まで地上走行してください」と指示し、海保機は「滑走路停止位置C5に向かいます」と復唱していたことが新たにわかった。

「滑走路停止位置C5」とは、誘導路のことを指している。

管制官からは海保機に対して進入許可を出していないことが明らかになったが、海保側の機長は事故後、「滑走路の進入許可を得たうえで進入した」と説明していたという。

フジテレビ
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社会部
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