東京オリンピック招致をめぐり、官房機密費を使って1冊20万円のアルバムを作り、IOCの委員に贈ったと発言した、石川県の馳浩知事。発言後、事実誤認があったとして全面撤回していたが、これまで何が事実誤認だったか明らかにしてこなかった。それが突然、「想い出アルバムは贈っていない」と発言した、いったいどういう事か。県議会後のぶら下がり会見全文を記載する。

県議会で答弁する馳知事
県議会で答弁する馳知事
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「機密費でアルバムを作り贈った」から一転?

12日に行われた石川県議会一般質問後の会見。馳知事の発言は以下の通りだ。

記者:
きょうの一般質問の中で、馳さんから自民党の予算で招致活動を行ったと言ったと思うが、これは17日の発言の中で安倍さんが官房機密費があるという発言の、誤認という認識か?それとも修正という認識での発言か?
石川県 馳浩知事:
事実として申し上げました。私は自由民主党の五輪招致推進本部長、したがって自由民主党の予算の範囲内で活動したということであります。

記者:
機密費発言の修正?
馳知事:
改めて申し上げますが、全面撤回をした五輪招致の発言については、私から申し上げることはございません。

記者:
誤認にあたる?
馳知事:
先ほどから申しあげたとおりです。

記者:
ブログにあった想い出アルバムを参考資料に作ったと言ったと思うが、参考資料は何冊作ったのか?
馳知事:
最初、想い出アルバム作戦を考えました。多くのIOC委員の方に初めてお会いする私が十分に東京五輪招致の狙い、意義をお伝えするにはお互いの立場をわきまえながらもできるだけ理解をしてもらえるために、お近づきになるような仕掛けが必要と考えてアルバム作戦を考えた、これは事実であります。しかしながら、見積もりを出したらとんでもない額になりました。従いましてアルバムを渡すことはできない。同時に五輪招致の倫理規定がございますから、これを踏まえて対応すると、これはもう最初から最後までこのルールを守る、順守をすることは必要でありますので、手持ちの参考資料として数冊作成したことは事実であります。以上です。

記者:
数冊とは何冊?
馳知事:
つまり10数冊ではない、数十冊ではないという意味です。

記者:
作ったアルバムはは委員の方には渡していない?
馳知事:
手持ちの参考資料であります。

安倍派だった馳知事 パー券問題については?

記者:
パーティー券について、発言の中に、法に基づいて適切に処理したとあったが、キックバックがあり、そのキックバックを法に基づき適切に処理していたのか?それともキックバックはなかったのか?
馳知事:
まず、パーティー券の販売は前回申し上げた通りであります。秘書のみなさんも一生懸命頑張ってくださったと思います。同時に私は常に政治資金規正法に基づく会計報告をちゃんとやってくださいと申し上げていますから、その通りに対応したものという認識であります。

記者:
安倍派議員の大半にキックバックが行われていたという報道があるが、このことについて馳さんはどう思うか?
馳知事:
そもそもパーティー券の販売については私以外の全員がライバルでございます。したがって私も自分の企業後援会や知り合い、私が残念ながらパーティー券を1枚1枚お願いすることは無理です。国会議員としての務めを果たす以上は議会活動、委員会、地元活動を一生懸命に取り組んでまいりました。従いまして、秘書のみなさんが一生懸命、1枚1枚頑張って手売りをしていただいたと思っています。

記者:
自分で券を購入した議員もいる中でそういう経験は?
馳知事:
他者のことは存じ上げません。毎回パーティーのたびに秘書から頑張りましたという報告はありましたが、その詳細について私は誰にどこで何枚とか聞いているわけではありません。

記者:
大半の議員にキックバックがある中で、馳さんにはなかったということ?
馳知事:
そのことについて私はくわしくは承知しておりません。パーティーについては秘書のみなさんにお願いをして、対応していたということであります。

記者:
秘書の対応を議員が認識していないことはあり得る?
馳知事:
もう一度申し上げますけれど、パーティー券の販売についてはパーティーが開催される前に秘書が派閥の事務所へ取りに行って、秘書のみなさんが手分けをして販売する、ということはもちろん知っておりますし、そのことについて最終的な報告をいただいているということであります。

今年の馳知事の漢字は?

記者:
馳さんの今年の漢字は?
馳知事:
挑戦に挑戦を重ねた1年だったと思います。挑戦の挑、挑むであります。今、急にご質問いただきましたが、昨年は3月に当選をさせていただいて、まさしく谷本県政の継続と発展という思いでこれまでどういう風に政策が練り上げられていたか、県庁の人事も含めてみなさんにいろんなことをお聞きしながら、私自身も勉強しながら、そして、聞くとともに私なりに判断をして、指示も出してきたとまず思っています。そのうえで今年は、もしかしたら私は選挙の時に公約集をご覧いただいたかもしれませんが、普段からあれは読み込みながら、1つ1つ挑戦し、実現できるように、だけれども、財源の問題、相手のある問題、議会という立場、能登・加賀・金沢、3地域のバランス、私自身色々な折に触れて、霞が関、永田町、与野党問わず情報収集する中でこのタイミングでこれが必要ではないかと判断して、まさしく挑戦をして、これをやろう、この人事をやろうと取り組んできたと、いまご指摘をいただいて、振り返るとそういう風に思いました。非常にいろんなことに挑んできた1年だったのではないかと思います。

記者:
中でも挑んできた具体例は?
馳知事:
例えば、赤ちゃん協議会、これまでなかなか奥能登地域に県が金沢大学、金沢医科大学、県立中央病院、全19市町の副市長副町長、医師会、看護連盟とチームを組んで人材を養成し、研修させ、派遣する、そしてし続けると、こういうことに取り組むのはおそらくあまりなかったのではと思いまして、真正面から取り組み、同時に現場からお声をいただいて、一定の方向は合意が得られました。4月からスタートしております。しかしながら、公立輪島病院に派遣されていた医師が先般、退職されました。でも赤ちゃん協議会の合意に基づいて、派遣はいただいております。こういう仕組みを作り上げることは極めて意味があったと思います。ご存じかもしれませんが赤ちゃん協議会は解散しておりません。なぜかというと今後も産婦人科だけではなく、あらゆる診療科において、また、薬剤師も含めて医療福祉関係の人材がどの地域においても適切に治療・診療等を受けることができるような環境づくりをしていくことが必要でありますので、赤ちゃん協議会は残してございます。もしかしたらどこかの段階で赤ちゃん協議会を再招集する可能性もあると思っています。そういう意味では持続可能性のある体制づくりは県民のみなさんにとって必要な取り組みだと思っていますし、また、災害もございました。5月5日の奥能登地震。7月12日の線状降水帯。とくに奥能登ではこれを教訓にしてデジタルライフライン構想をスタートさせ、全国でも奥能登をモデルにやっていこうと政府とも話し合いを進めています。石川県の弱みと強みを常に職員のみなさんにもお聞きをしながら、ではどうしてやっていったらいいか、ここはやっぱり国と県と市、県も部局横断型で問題意識をもって解決していくと、そのバックボーンとなる考え方として3つある。危機管理はやはり県知事が軸になって動かしていく、緊張感が必要である。2つ目は行政のデジタル行財政改革を進める必要がある。もう1点は経済と環境の両立を目指すうえでは、グリーントランスフォーメーションは積極的に国の指示を待つだけではなく、県がしかけていく必要がある、このベースを大事にしながら、日々担当の部長のみなさん、両副知事とコミュニケーションをとりながら挑んできた、こういう認識でありますし、また来年に向けても、この1年を振り返りながらも、もっともっと県民の幸福度日本一という方針を掲げて取り組んでいきたいと思います。

再び質問は「アルバム」へ

記者:
想い出アルバムについて、見積もりを出したらとんでもない額だったということだが、このとんでもない額とはいくら?
馳知事:
アルバムって普通のパラパラとした…まさしく卒業アルバムよりちょっと大きいような台紙が入っていて写真を入れ込んでいくというようなものであります。やっぱり、相手とお近づきになるときに相手のことをよく調べてはいますけれど、相手も私のことをよく知らない、一応オリンピアンで国会議員だということは知っていますけれど、そういうときに必要だと思って、IOCの選手の時、いろんな大会で役員として出席されているときの写真を10枚、15枚とアルバムの中にとどめて、これをお見せしながらこういうことがありましたね。本音のところは東京オリンピック招致の狙いはなにか、スポーツの価値を東京オリンピックでこういう風にしていきたい、ということをお伝えし、わかっていただくことが狙いであります。そのためのツール、参考資料としてアルバムが必要だなという認識を持ったというのが第1点。それはやっぱり、わたしちょっとびっくりしましたが、1枚2万円から2万5000円すると聞いてですね、もしそれが10枚だったら…いくらでしょうか?
記者:
20万円。
馳知事:
ですよね。それはね、IOCの倫理規定からしてそんなものをプレゼントするわけにはいかないわけですから、したがって手持ちの参考資料として準備をしたということであります。

記者:
見積額はいくら?
馳知事:
1枚のアルバムに10枚から20枚ぐらい入れたらどうなりますかと言ったら、1枚2万円から2万5000円ですよと言われて、残念ながら党本部の職員にそんな金はないといわれてあきらめたということであります。

記者:
それを何冊用意するはずだった?
馳知事:
最初の計画でいうと、全員分用意する計画は立てました。が、ですねそれは自由民主党の職員からもですね、そんな金はないといわれて断念しましたが、アルバムを活用してIOCの委員のみなさまと交流を深めることは必要だという認識のもとで、数冊作成をしたのは事実であります。そのことをきょうの答弁でも申し上げたところであります。

記者:
IOC委員全員とは何人?
馳知事:
当時で102名か104名かぐらいだったと思います。

記者:
アルバムに関して予算は何を使った?
馳知事:
党本部の予算で作っていただきました。
記者:
官房機密費を使ったのではなく自民党本部の予算?
馳知事:
改めて全面撤回をした発言について、私から申しあげることはありません。

記者:
アルバムの件で、フォーラムで発言したアルバムと同じもの?
馳知事:
その通りです。ブログの記述の想い出アルバム作戦のアルバムであります。それはまさしく五輪招致において、顔も名前も売れていない人間がいきなり行ってよろしくと言っても、正直言って十分な効果を発揮することはできませんので、お会いできたときに活用できる、参考資料として作成をしたということは事実であります。それはブログの記述の想い出アルバム作戦であります。
記者:
フォーラムのアルバムと同じ?
馳知事:
改めてフォーラムで五輪招致に関して発言したことについては全面撤回をいたしましたので、言及することはありません。

記者:
以前の会見でアルバムについて質問があったときには、五輪招致に関する発言は一切いたしませんと言っていて、なぜきょう突然、発言をした?
馳知事:
議場において県民を代表する県議からの指摘をいただきましたので、誠実にお答えしたつもりであります。

記者:
記者団の質問では答えられなかった?県民を代表しているわけではないから?
馳知事:
それはちょっとうがった見方で、みなさんの積み重ねたご指摘やご意見を踏まえながら、きょう議場でご指摘をいただいたことにお答えをしたちということであります。

記者:
アルバムの業者はフォトキシモト?
馳知事:
それは私から申しあげることはいたしません。

記者:
新聞労連のほうから、知事も含める「…を控える」などの答えない答弁について、絶対許さないとの声明が出ていて、そういった動きがあることをどう受け止める?
馳知事:
真摯にご指摘を受け止めておきたいと思います。

知事の機密費発言が県政運営に害を及ぼす?

県議会で答弁する馳知事
県議会で答弁する馳知事

記者:
本来この県議会では、見送られている性の多様性条例などが審議されないといけないと思うが、一般質問で誰も質問しなかった。このことについて機密費発言が本来の県政運営に害を及ぼしているのではないのか。どのように受け止める?
馳知事:
そのご指摘と私の認識は違うということで申し上げると、議会が始まる前にコメントしたと思いますが、成立を前提に出しませんと、出したはいいが否決をされたとなれば、これは私どもの責任となります。それでいうと最大会派、また大多数の会派の皆さんに賛同いただける環境づくりのために、よりいっそう説明をすると。私もあちこちでタウンミーティングをやっておりますが、それぞれの場面において、私が考えている条例、パートナーシップ制度の意味については、私の話を聞いた人はなるほどと思っていただけると思いますが、もちろん頭から反対の人もいます。それから、もやもやとしておられる方もいます。そこはやっぱり、時間をかけて、私は2月議会に提出をしたいと思っておりますので、引き続き県執行部として努力します。

記者:
県政に機密費発言は害を及ぼしていない?
馳知事:
どういう趣旨で質問されているかわかりませんが、常に誠実に対応していくことが必要だと思っています。

記者:
きょうの議会では五輪招致に関する知事の当時の立場や役割、これまでなかった発言もあったが、こうした説明は発言のあった翌日のぶら下がりで説明をするべきではなかったのか?
馳知事:
基本的に私は全面撤回をした発言について言及することはありません。と同時に報道のみなさんに言っているわけではありませんが、ときには切り取りの部分がありますので、どういう状況で発言したのか、その発言の背景にはどういうことがあったのか説明する責任は私にあるなということを感じ、そういう意味での質問を県民の代表である県議から議場においていただいたので、時間には限りがありますけれど、できる限りわかりやすく簡潔に発言した状況、背景について説明をさせていただいた。

記者:
説明責任を問う質問もあったが、知事の発言で世間が問題視している部分はどこにあると考えている?
馳知事:
全面撤回をした…全面撤回をした発言は最初からするなというご批判があると思っています。

記者:
きょうの答弁で自民党の予算の範囲内で活動していましたと、この発言の意図は、政府の金がどう使われていたかまでは承知していないということを言いたいのか?
馳知事:
まず前提として五輪招致に関する発言に関しては改めて説明することは控えます。ということは前提に、私自身は党本部の五輪招致本部長でありましたので、党本部の予算で活動をさせていただいたということを申し上げました。

記者:
つまり、政府の予算をどうする、という立場にはなかった?
馳知事:
説明します。政府与党一体という言葉を承知しているつもりです。しかし当時は自由民主党の、所属の国会議員として自民党の予算で五輪招致の活動をした。しかし、それによって得られた情報は政府側にも共有するべく、お伝えしていた。そのおかげで様々な情報が、徐々に集約されていって、最終的に五輪招致の問題の肝は、東日本大震災の影響にありました。そういうったことについて、たまたま私は前年に放射性物質処理特別措置法を議員立法で超党派で作成したものでありますが、その事務局長をしておりましたので、なぜ我が国がそんな法律を昨年つくったのかということについて、海外の記者、そしてIOC委員に政権内でも法律はみなさん分かっていましたけど、なぜその法律が必要で2012年に作ったか、そしてそれが五輪招致に大きな肝となる情報となったかについては、多くの方は政府内でもJOC内でも共有されていませんでしたので、当時の私の立場、役割という中で報告をさせていただいた。

記者:
想い出アルバム作戦について、作って渡したら倫理規定に触れる可能性があると思って渡すのをやめたということか?
馳知事:
触れる可能性ではなくて、触れるんじゃないですか?そのことは最初からIOCの倫理規定を踏まえて活動するっていうことは党本部でも確認をしておりましたので、したがって、しかし、想い出アルバム作戦は私自身はそんなに悪い作戦だとは思いませんでしたので、手持ちの参考資料として作成をさせていただいたということです。

記者:
手持ちの参考資料というのは五輪招致するにあたって意義などを説明する際に話の種として見せたりするつもりで作成した?
馳知事:
最初にこのアルバムをお見せしてから、スタートし、東京五輪招致の計画書、パンフレットもございましたが、正直言って書かれた文字から入るよりも、私もロサンゼルスオリンピックの代表でした、今は国会議員をしています。自由民主党の国会議員ですが、招致本部長でありまして、東京オリンピックを開催する意義、スポーツの価値、とくに若者に対してオリンピックを開催してどういう風にスポーツに参加してもらえるように、それから前年だったと思いますが、まだおそらく民主党政権の時にスポーツ基本法を全面改正しました。それを超党派でいたしました。その時にまさしく、世界的な協議会の開催についての招致をすること、政府として支援することができる、その文言を盛り込むのはけっこう大変でした。財務省を説得しましたが。したがって国をあげてオリンピックを招致する意義と、スポーツ振興の意義について説明するうえで、アルバムから入ったほうがすんなりと入りましたし、もうちょっと言わせていただきましたら、我が国の学校体育、というカリキュラム、体育の教師、プール、運動場、体育館、こういうスポーツ施設が国民の若いころから子供たちにスポーツを通じた健全育成を促す上で、いかに重要かということもですね、招致において多くのIOC委員に、日本の国は学校体育を通じた若者のスポーツの振興をしているんだと。逆に部活動の話をした時には、やりすぎじゃないかと。教育の負担大変ですねと、こういうやりとりもございましたが、そういった意味で、アルバムから入って、お話をすると、極めてスムーズに耳を傾けていただくことができたという認識は持っております。

記者:
想い出アルバム作戦の写真はなぜそんなに高い?
馳知事:
クレジットだと思います。肖像権ですね。1枚2、3000円かなと思ったのですがIOCのクレジットの入っている写真は高いんだなと、見積もりの時に初めて知りました。

記者:
参考資料としてというのは手元に置いておいて活用しなかったということ?
馳知事:
アルバムを参考資料として作成したのは事実です。ブログに書いてあるとおりです。それを手持ちで実は、私はかくかくしかじかこういうものですが、あなたのかつての活躍をわたしなりに調べてきましたという資料として用意したということです。

記者:
IOCの方と会うときに贈ったのではなく、見せた?
馳知事:
その通りです。

記者:
それは、ひとりひとりに作っている?数冊とは?
馳知事:
もう一回最初から申し上げます。最初は全員の分を作って配ろうと思っていたのは事実です。が、そんなお金はないということで断念しました。が、しかしアルバムを活用して話を進めることは極めて有効であるということは、多くの招致関係者も理解してくださいましたし、また、10冊も20冊も持ち歩いて海外を飛び回ることなんてできません。目立ちますから。なのでお会いできるようなタイミングに事前に準備をしたのが数冊ということであります。

記者:
数冊の1冊に複数の委員の写真が入っていた?それともひとりずつ?
馳知事:
それはそれぞれです。

記者:
議会で県民の代表である議員から質問があって誠実に対応したということだったが、代表質問でも一般質問でも同様に説明を求める質問があったと思うが、なぜきょう?
馳知事:
先ほど申しあげました通り、私は五輪招致についての発言は全面撤回をしましたので、改めて発言するつもりはありません。が、皆さん方のご指摘等を踏まえてできる限り、背景、それから私の役割を踏まえて、説明するほうがよりわかりやく理解していただけると思い、申しあげた。県民を代表する県議から議場において指摘をいただいたことにできる限り丁寧にお答えをしたつもりです。

記者:
繰り返し質問があったため?
馳知事:
ここにいたるまでに11月17日、公演があったのは、当日のうちに全面撤回いたしましたが、それ以降、今日にいたるまで様々なご指摘をいただいたことを踏まえて、きょう、議場でお答えをしたということであります。

「想い出アルバム」は党本部で処分

記者:
想い出アルバムはいまはどこに?
馳知事:
オリンピック招致活動が終わったときに党本部にて処分をしていただきました。

記者:
処分をしたのというのは、この世にないということ?
馳知事:
私の手元にはありません。

記者:
アルバムは数冊作ったということですけど、それぞれの選手が映っていて、それぞれに会いに行くときに映っている写真を見せるようなイメージで活動した?
馳知事:
メダルを取った瞬間や協議の瞬間もあれば、チームとして、あるいは役員としてひな壇に並んでいる皆さん方として、そういったものをいくつか用意しました。最初は全員分作ってと思っておりましたが、党本部の職員からそんな金はない。持ち歩くのも非現実的であります。IOC委員にお会いできる場面というのも限られておりまして、いつでもどこでも会えるわけではありませんでした。従って最終的には数冊は作り、アルバムをもとにしながらも、大半は招致の狙いとスポーツの価値、こういったことについて話をする、枕詞の形でアルバムを使わせていただいたことは事実であります。

(石川テレビ)

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