舞台「OUT OF ORDER(アウトオブオーダー)」で共演する、俳優の中村倫也とユースケ・サンタマリア。

舞台の演出を務め、中村、ユースケともに親交の深い俳優のマギーの3人が『ボクらの時代』で鼎談。

中村が、学生時代や売れなかった時代について語った。

中村倫也、俳優を始めたキッカケは「モテたくて」

幅広い役を演じ“カメレオン俳優”とも言われる中村。

女性からの人気も高い中村にマギーは「学生時代、モテ期みたいなのはあった?」と質問。

しかし中村は「全然…」と、モテ期はなかったと告白した。

「サッカーを中学生の時、クラブチームでずっとやっていて。女の子としゃべれなかったです、思春期で」と話すと、ユースケから「絶対『倫也くん今日、出てるんだって』って来てる子、いっぱいいたんじゃない?それに目を向けてなかったんだよ、多分」と言われるも、「いや…モテた記憶はないですね。モテたくて俳優をやり始めた、みたいなところもありますしね」と明かした。

ユースケ・サンタマリア、中村倫也、マギー
ユースケ・サンタマリア、中村倫也、マギー
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さらに中村は「そもそも振り返ると、小学校の時、クラスメート全員俺のことが好きだと思っていたんですよ。高学年ぐらいになって『誰と誰が付き合った』とか始まるじゃないですか。『あれ?俺のこと好きだったんじゃないの?』みたいな」と、小学生の頃はみんなが自分のことを好きだと思っていたことを告白。

そんな中村にマギーは「なんの根拠があって自分のことが好きだと思ってたの?」と質問。

中村は「根拠はないんです。信じ込んで。信じる力」と答えると、ユースケは「俺、モテるんだ!という体験があったわけじゃないのね」と笑った。

売れなかった時代を経験…30歳で視野が変化

根拠もなく「モテる」と信じていたという中村は、俳優としても「すぐに売れる」と考えていたというが、「根拠もないのに売れると思い込んでいたら『あれ?全然、売れないな』と。でも年齢と共に、だんだん『1人じゃないんだな』というか。自分中心で見ていた物事が、30歳ぐらいで視野が変わっていった。(そんな時)朝ドラが決まったり」と、年齢と共に視野が広がったことで、仕事の幅も広がっていったことを明かした。

そんな中村にマギーは「俺らはずっと知ってるじゃない。(売れない)あの10年があるから今の倫也があるんだな、みたいなことは当たり前のように言うんだけど、自分は振り返って、それでもやっぱりもっと早く売れたかった?」と質問。

中村は「売れるのか?売れずに能力を伸ばすのか?だったら、絶対に売れたほうがいいです。100%です。後輩から聞かれますけど。『どっちを目指したらいいですか。事務所はいっぱい売ろうとしてくれるけど、まだ自分の心が追い付いてなくて』みたいな子もいるじゃないですか。『絶対乗っとけ』と思います」と、俳優として売れることは大事だという持論を語った。

「中村倫也×ユースケ・サンタマリア×マギー」

ボクらの時代
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