総合エンターテインメントプロデューサーつんく♂と、公私ともに付き合いが深い芸人の博多華丸・大吉が『ボクらの時代』で鼎談。

つんく♂が、自身の曲作りで意識していることについて語った。

作った曲は2000曲以上 つんく♂「自分の曲をググる」

今まで約2000曲という数の曲を作ってきたという、つんく♂。

大吉はつんく♂に「今はどのくらいのペースで曲を作っているんですか?」と質問。

つんく♂はパソコンで文字を打ちながら「曲でいうと年間30曲くらいかな。発表している曲数でそれくらいだと思う」と回答した。

多くの曲を作っているつんく♂に華丸は「新しい曲を作っていて『あれ?これ、聞いたことあるな?』みたいなことないですか?」と質問すると、大吉も「料理でいうと全部カレー味みたいなね(笑)」と続けた。

つんく♂は「ファンの子に『モーニング娘。さんの○○って曲好きなんです!』って街で声かけてもらって、あとでググる(調べる)ときがある」といい、自分で作った曲でも忘れてしまうことがあることを明かした。

博多華丸、つんく♂、博多大吉
博多華丸、つんく♂、博多大吉
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すると華丸は「大谷選手と一緒ですね!」と野球の大谷翔平選手に例え、「王貞治さんが言っていました。『彼(大谷選手)と僕の共通点は余韻に浸らない。打ったらもう次のバッティングのことを考えている』と。つんく♂さんも同じで余韻に浸らない。切り捨てて、もう次の曲ってなっているのでは」と、福岡ソフトバンクホークス・王貞治球団会長のモネマネをしながら力説。

つんく♂は笑いながらも「今の華ちゃんの(言っていることは)合っていて、ある種、無責任でいないと曲が作れなくなるんよ。聴く側は俺が前にどんな曲作っていたかとか関係ないやん。さっきの話じゃないけど全部カレー味でもいいんよね」と、自身の曲作りへの取り組み方を明かした。

恋愛の歌詞は「普段着」…漫才ネタとの共通点

モーニング娘。など、女性アイドルが歌う曲を多く作っているつんく♂。

大吉が「何でいつまでも恋愛の歌詞を書けるんですか?」と質問。

続けて華丸も「『恋という字を辞書で引いた』ことはないでしょ?(笑)」と、つんく♂が手がけたプッチモニの『ちょこっとLOVE』の歌詞にかけながら、「歌詞は誰かの言葉ですか?それとも妄想ですか?」と質問。

つんく♂は笑いながら首を横にふり、「俺の歌詞って恋愛のように見えて、意外にもっと普段着よ」と回答。

華丸は「どこで思いつくのかな?」と再び質問すると、つんく♂は「家族に対しても『今日、何食べたかな?そろそろ寝たかな?』みたいな、そういうのを歌詞に変えている」と、恋愛ソングを生み出し続けられる理由は日常にあることを明かした。

華丸は「漫才のネタの作り方に似ているのかな」と言うと、つんく♂はうなずきながら「(漫才も日常の)あるあるの広げ方でしょ?」と、歌詞作りと漫才のネタ作りには意外な共通点があると語った。

「つんく♂×博多華丸×博多大吉」
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ボクらの時代
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