プライベートでも仲の良いプロフィギュアスケーターの高橋大輔、荒川静香、プロフィギュアスケーターで振付師の鈴木明子が『ボクらの時代』で鼎談。
高橋が、一度目の引退から復帰を決意した理由を語った。
一度目の引退後「俺ってこんな不細工なんだ…」
2014年に一度引退するも、4年後の2018年、再びリンクへと復帰した高橋。
鈴木は高橋の一度目の引退後、「会っていた時に(高橋が)すごくストレスを感じていたのを覚えていて…大丈夫かな?と思っていた」と明かした。

これに対し高橋は「自分でも自分のことを『大丈夫かな?』と思っている時期だった」と告白。
「今、(一度目の引退後の自分を)見ていても顔色が悪いし、『俺ってこんな不細工なんだ…』と思った」と笑って明かすと、荒川も「会う度にむくんでたよね」と笑った。
「あ、これだ!」選手たちの戦いを見て得た気づき
高橋は「引退してやりたいこともなくて、スケートが嫌すぎてニューヨークとかも行ったりしたんだけど、『とりあえず、いろんなことをやってみよう』と思って、スケートのキャスターみたいなこともやらせてもらった」と当時を振り返り、
「全日本選手権とか間近で見させてもらって、今までは(自分は)『出るなら勝たなきゃいけない』『トップにいかなきゃいけない』という気持ちだったけど、(出場選手たちは)それぞれの子たちの目標の中で頑張って戦っている。それを見て感動した。『あ、これだ!』と思って。
僕も勝てなくてもいいけど、自分の思い描くもののために一回リセットするには、『スケートをもう一回取り戻さないと』と、思った。それには、現役復帰するくらいやらないと取り戻せないと思って。中途半端になっちゃうなと思った。
あんまりいろんなことができないタイプだから、一つのことで『やっぱりもう一回作り直して、自分の自信も取り戻そう』という気持ちでスタートした」と、そのキャスターを担当した時の経験が、復帰を決意するきっかけになったと語った。
再びのスケートは「めちゃくちゃ楽しかった」
そんな高橋に荒川は「復帰してみてどうだった?」と、質問。
高橋は「めちゃくちゃ楽しかったですね」といい、「今まで『スケートが好き』と言えなかった。『嫌いではないんですよ』とは言っていたけど。だけど復帰して『やっぱりスケートが好きなんだ』と思いました」と、一度辞めたことでスケートの楽しさを感じることができたことを明かした。
鈴木は「私はまた(高橋の)スケートが見れて単純に良かったと思ったけど…ただ、めっちゃビックリしたけどね」と話すと、荒川も「ビックリした。衝撃だったよね」と告白。
鈴木は「いつも“ナナメ上”だなと思っていたけど、はるか上だった(笑)」と笑っていた。
「高橋大輔×荒川静香×鈴木明子」