北アルプスの三俣蓮華岳に向かったまま行方がわからくなっていた2人のうち、男子大学生が10月24日朝、長野県警のヘリコプターで救助された。もう1人の男性は23日、自力で下山した。2人は3日分の食料が尽きた後、沢の水を飲んでしのいでいたという。
この記事の画像(4枚)家族に「もう一泊する」とメール後…
北アルプスで10月18日、東京都の男性2人が三俣蓮華岳をめざし、1泊2日の予定で入山したが、翌日、家族に「もう一泊する」とメールがあった後、連絡がとれなくなっていた。
警察によると、自営業の東京都世田谷区の男性(26)は23日、大町市に自力で下山し救助を求めた。
もう1人の男子大学生(23)は、24日午前6時半ごろ、野口五郎岳の西側の東沢谷内(標高約2200メートル)で県警ヘリで救助された。
食料尽き…沢の水飲んでしのぐ
警察によると、2人は三俣蓮華岳をめざしたが道に迷い、テントをはってビバークしていたという。
3日分の食料が尽きた後は沢の水を飲んでしのいでいた。
連絡が途絶えてから5日ぶりの救助。
男子大学生は松本市内の病院に搬送された。命に別条はなく、会話もできるという。
(長野放送)