イギリスの諜報(ちょうほう)員、ジェームズ・ボンドが活躍するスパイアクション映画「007」シリーズ。実は1967年公開の「007は二度死ぬ」では、鹿児島県内でもロケが行われた。そのロケ地を空から巡る遊覧飛行が行われ、参加したファンが貴重なひと時を過ごした。
空から楽しむ「007」の聖地
2023年10月2日、鹿児島空港の駐機場に集まったのは約40人の「007」ファン。「007は二度死ぬ」ロケ地を上空から巡るツアーの参加者だ。
この記事の画像(9枚)中にはジェームズ・ボンドよろしく、タキシードに身を包んだファンも。東京から来たこの男性は、ファンの間でも有名な存在だという。和服姿のボンドガールをエスコートして機内に入った。
離陸してまず見えてきたのは、映画では悪の組織の基地として登場する霧島市の新燃岳。 思わず「ワー!」と目を輝かせながら歓声を上げるファンも。
普段はあまり見ることができない上空からの光景に、ファンはスマホ片手に撮影に興じた。
と、その時!機内に流れる「ジェームズ・ボンドのテーマ」。機内は一層盛り上がった。
ツアーのクライマックスは南さつま市坊津町の秋目漁港。映画ではショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドが村民として潜伏していた場所。ファンにとっては聖地とされている場所だ。
その光景を一目見ようと、参加者は身を乗り出して窓の外に見入った。
参加者は「すごくきれいな海と景色で、思っていた以上、想像以上がそこにありました」「新しい鹿児島の魅力をアピールするきっかけになったらいいなと。“布教したいな”と思うくらい最高でした」などツアーを絶賛。
あのタキシード姿の男性も感動に酔いしれていた。
タキシード姿の男性:
興奮しました。本当に素晴らしい体験ができて。映画で秋目上空をリトルネリー(ジャイロコプター)が飛ぶのが一番印象的なシーンなので、本当に興奮しました。ジェームズ・ボンド気分で見られたのは、本当にうれしい
約1時間のフライト。007ファンにとってたまらないひと時となったようだ。
(鹿児島テレビ)