1日を元気に過ごすために欠かせないのが「朝食」。コロナ禍を経て今、充実した朝食メニューを出す店が増えているようだ。鮮魚を使った定食を提供するお店や、朝食に特化したホテルなどが人気となっている。
“朝食”目当てに行列…鮮魚を使った人気定食
午前8時。福岡市博多区の商業施設「KITTE博多」の地下には、平日の朝にも関わらず、にぎわいをみせているお店がある。どんぶり居酒屋 喜水丸 KITTE博多店の店先には長い行列ができていた。
店員が運んできたのは、炊きあがったばかりのほかほかごはんと新鮮な刺身がおかずの朝定食だ。
この店では、コロナ禍の時短営業などで減った売り上げを回復させようと、2023年5月から朝の営業を始めると、朝食のおいしい店として話題となり、連日大勢のお客が訪れている。
仕事前のサラリーマンや福岡に遊びに来た観光客…。長浜市場で仕入れた鮮魚を使った定食は大人気だ。
来店客：
どんぶりを食べました。いつも刺身定食を食べるんですけど、きょうは奮発して
来店客：
おいしいです。「朝、食べるぞ」と思って、きょう起きたので。「きょうも1日頑張ろう」と思います
朝食を食べて熱中症リスクを軽減
1日を元気に過ごすために欠かせない朝食。災害級の暑さが続く2023年の夏は、例年以上に必要なようだ。
井上さとし内科・ 井上聡院長：
朝食をとらないと熱中症になりやすい、リスクがかなり高い状況にあると思います。熱中症患者は、朝食をとっていない方が多いんですよね
夏バテなどで食欲が落ちるこの季節は、朝食をとらない人が多く、熱中症リスクを高めているという。
井上さとし内科・ 井上聡院長：
寝ている間には、呼吸とか息とか汗とかで600～700ccの水が失われていると言われていますので、そういった身体の水分が少し下がっている状況で何もとらずに炎天下の外に出て行ったりすると、熱中症のリスクになると思う。普通に炊いたご飯の6割が水分ですから、食事からでもそれだけの水分がとれる
500mlのペットボトル1本以上の水が失われている朝は、食事からも水分を補うことが大切だ。
そんな熱中症対策に「喜水丸」でオススメなのが、新鮮な刺身に自家製の魚骨スープをかけてかき込む海鮮茶漬けだ！
無料のおかわりご飯に、食べ放題のイカ明太を乗せて、塩分もしっかりチャージできる。
「喜水丸」八田太一さん：
朝ごはんを食べることによって、その日1日、気持ちよく過ごしてもらいたいという思いがあるので、いっぱいご飯を食べて満足してもらいたい
サラダにピザ…食べ放題の朝食ビュッフェ
夏を元気に過ごすには朝食が大事！ 続いてやってきたのは、「ザ・ブレックファーストホテル」だ。その名の通り、朝食に特化したホテルとなっている。
福岡市中央区に2022年にオープンしたこのホテル。全国のビジネスホテルを対象とした「楽天トラベル」の朝食クチコミランキングで3位を獲得したビュッフェは、平日であれば宿泊していなくても食べることが可能だ。ズラリと並ぶ手作りの惣菜はもちろん、何とシャンパンまで！ 食べ放題の朝食ビュッフェは、大満足間違いなしだ。
中でもオススメなのが、自分好みでカスタマイズできる「チョップドサラダ」だ。
「チョップドサラダ」とは、野菜を細かく刻んだサラダのことで、約20種類の野菜とフルーツから好きな具材を選び、栄養満点のサラダを作ることができる。
永野小夜子リポーター：
迷いますね、これ。色とりどりっていうのが、またいいですね
選んだ野菜を刻み、ローストビーフを乗せる、オーダーメイドで作るチョップドサラダの完成だ。
そのほかにもフレッシュ野菜のスムージーに、20種類以上ある具材の中から好きなものを選び500度の窯で焼く、出来立てのピザも味わうことができる。
永野小夜子リポーター：
朝から贅沢な朝ごはんを食べられるなんて幸せです！ 早速、自分で具材を選んだサラダ、いただきます。ん～、野菜がシャキシャキ！ いろんな野菜を一口で食べられちゃうというのが、とても健康的ですよね。ピザは、チーズがとろける～！ 大きめの野菜をたくさん入れたので食感も楽しいし、オリーブが良いアクセントになっています
The BREAKFAST HOTEL 福岡天神 入江直樹さん：
朝から満足して、元気いっぱいで一日を楽しんでいただけるようなホテルを目指していきたい
この暑さを乗り切るために欠かせない朝食。たまには贅沢に外食を楽しむのもいいかもしれない。
（テレビ西日本）
