Uターンラッシュが続く8月16日。「めざまし8」の取材班が、海老名サービスエリアで目撃したのは、レギュラーガソリン・1リットル201円の看板。

ついに200円の大台超え
ついに200円の大台超え
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都内のガソリンスタンドでも…。

ーーガソリンの価格いかがですか?
利用客:
いやあ、高いですね、高い。

ガソリン代の高騰が止まりません。

過去最高に迫る水準
過去最高に迫る水準

16日に経済産業省が発表した、レギュラーガソリンの全国平均小売価格は、先週より1円60銭高い、1リットルあたり181円90銭でした。13週連続の値上がりで、過去最高に迫る水準です。

外気30℃でも車内のエアコンつけず

めざまし8は、猛暑とガソリン代の高騰に苦しむ、フードデリバリーを行う50代男性を取材しました。

50代の男性配達員を取材
50代の男性配達員を取材

車内でオーダー待ちをする男性。

配達ドライバー:
もう消しちゃいますね。

外気温が30℃をさしているが、男性は車のエンジンを消してしまった
外気温が30℃をさしているが、男性は車のエンジンを消してしまった

外気温が30℃の中、男性は車のエンジンを消してしまいました。そして、エンジンを切ってから1分ほどすると…。

配達ドライバー:
むっとしますよね。これが今月いっぱい続くんですよ…。

取材をした16日の茨城・つくば市は、最高気温33.7℃を記録。

暑い中、なぜ車のエンジンを切ったのか聞いてみると。

配達ドライバー:
無駄なので、ガソリンが…。無駄な抵抗ですかね、どうなんですかね。

この日の注文は6件。3時間で70kmほど移動して、収入は約4000円でした。
1カ月で10万円くらいの収入になるといいますが…。

配達ドライバー:
月に5~6万くらいは(ガソリン代が)かかってきますね。
それが今後ますます高騰するとなると、ずいぶん厳しいんじゃないですかね。

今でも、その半分近くが燃料代に消える計算ですが、さらなる値上がりに不安を隠せません。

まだまだ続くガソリン代の高騰

補助金が縮小されて、9月以降はなくなる可能性もあるなか、まだガソリン代は上がるのでしょうか。「めざまし8」コメンテーターの大空幸星氏は、このように話します。

大空幸星 氏:
まだ可能性としてはあると思います。段階的に補助金が終了するにつれて、上がっているのは事実です。
いずれにしても、ガソリンは特に地方では必需品なんですよ。今私たちの中でも生活困窮に関する相談が目に見えて増えているんです。これはもちろん物価高もありますけど、当然ガソリン高っていうところも、生活に実際の影響を及ぼしてきているという事実は非常に重いと思います。

フジテレビ解説委員 風間晋 氏:
補助金も、兆単位のお金を使ってますから、いつまでも続けられるような代物ではないんですよね。
一方でガソリンというのは、原油価格がストレートにガソリン価格に反映されますから、いまチャートを見ると、今年5月以降、円換算した原油価格は上昇する一方なんです。つまり、それがガソリン価格の値上げとまさに一致している。
今後も原油の円建ての価格の推移を見ていると、ガソリン価格がどういうふうになりそうかっていう予測ができるんだと思います。

人々の暮らしに暗い影を落とすガソリンなどの価格高騰、この先も続く見通しです。

(めざまし8 8月17日放送)