自民党は1日、今後10年間で女性議員を3割にする目標を実現するため、女性や子育て中の衆院議員の候補者に対し、100万円を支給するなどの新たな支援策を打ち出した。
自民党が新人の衆院選の候補者を支援するための新たな「支援金制度」は次の通り。
▲新人の女性候補者には100万円を支給(参院から鞍替えした候補は除く)
▲男女問わず、未就学児を子育てする男女や、家族の介護のケアを行う候補者に100万円を支給(参院から鞍替えした候補は除く)
▲未就学児であれば、2人目以降は、1人につき50万円を支給
未就学児を3人育てる女性候補者の場合、300万円受け取れる制度となっている。
支援策を発表した自民党の茂木幹事長は、「これまでとレベルの異なる支援策で、国政の我が党の女性議員の割合、30%にする目標達成への自民党の本気度を示すものだ」と述べた。
さらに、「女性が思い切って国政に挑戦する、子育て中の若者が国政に挑戦するハードルを超える支援策になる」と意義を強調した。