自身のSNSに投稿した写真が批判を浴びている自民党の女性局長、松川るい参院議員が8月1日、カメラの前で陳謝した。

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松川るい参院議員:
本当に迷惑をかけたと思っていますし、大変そこは軽率だったと反省しています。投稿については、しっかり以後気を付けていきたいと思っております。

「誤解を与えたと反省」 写真公開の経緯は

松川議員は7月24日、自民党女性局の研修で、今井絵理子議員や地方議員らと共にフランスを訪問した。

しかし、参加した議員が現地で食べた食事をSNSに投稿。さらに女性局長の松川議員も、パリのエッフェル塔前でポーズをとって撮影した写真をSNSに投稿したところ、「観光のようだ」「税金で遊ぶな」など批判が相次いだ。

松川議員は7月31日に写真を削除。そして、8月1日に反省の弁を述べた。

松川るい参院議員:
少子化対策、そしてまた政治における女性活躍について、上院や下院の方とも有意な意見交換ができたと思っています。ただ発信については、SNS上の発信について不適切なものがあったと思っていますし、その点については誤解を与えたことについて反省しています。

研修の成果を強調しつつ、誤解を与えたことを理由に陳謝した松川議員。また、“エッフェル塔ポーズ”の写真を公開した経緯についてこう釈明した。

松川るい参院議員:
大阪の地元の方と撮った写真があれしかなかったので、連投の最後にくっつけちゃったんですね。誤解をされてはいけないと思い、本意ではありませんので削除させていただきました。

“ニョッキ松川”党内で揶揄 与野党からも

今回の炎上を受け、小渕優子組織運動本部長は「不適切な情報発信で誤解されることのないように」と松川議員を注意。

茂木幹事長は、「SNS上でそういう受け止めをされていることは極めて残念だ」と述べた。自民党内では松川議員の写真のポーズを皮肉って、“ニョッキ松川”と揶揄する声も出ている。

厳しい声は与党・公明党のトップからも。

公明党・山口代表:
(SNSへの投稿は)それがどのような受け止められ方をするかということは、しっかり見通した上で、責任を持って対応すべきだと思います。

野党からは…。

国民民主党・玉木代表:
まぁ、撮るのはいいです。それを喜々としてアップするかどうかは、政治家としてのセンスの問題なので、有権者に選挙で判断していただくものかなと。

松川議員は、フランス研修の成果を「政策として実現していきたい」と強調している。

(「イット!」8月1日放送より)

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