豪雨に見舞われた秋田市で、冠水被害が出始めた7月15日。市内を走るタクシーのドライブレコーダーが、突如、車が浸水していく“恐怖の瞬間”を捉えていました。
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時刻は午前11時過ぎ、乗客から迎えの予約が入り、タクシーが坂を下った住宅街へと進んでいきます。
![坂を下った先にある住宅街へ](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/2/700mw/img_f224140e268607223e5f536d9c900932438288.jpg)
この時点で、道の一部が冠水しており、少し水しぶきがあがったり、水が湧き出す様子は見られますが、水位がそれほど上昇しているようには見えません。
![水が湧き出す](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/7/f/700mw/img_7f2a90c1ab82677ccffb441e479f5428417878.jpg)
しかし、しばらく走行していると、徐々にタクシーの周囲に大きな波が立つほど、水位が高くなってきました。「ゴゴゴ」と大きな音を立てる水しぶき。
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タクシー運転手「うわぁああ」
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思わず声を上げて、心配そうに周囲を見回すタクシー運転手。
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車を進めると、大きな波がボンネットの上まで乗り上げます。そして…。
(ピーピーピー)
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ついには、冠水している道にはまり、完全に車が動かなくなってしまいました。
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運転手は電話で助けを求めた後、車の外に脱出。
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懸命に車を押して、何とか自力で冠水したエリアから離れようとしますが、途中で止まってしまいます。
![タクシーを手で押して、なんとか冠水している場所から脱出を試みる](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/4/700mw/img_b48beaae4ef2f04809d35b947c98be1a452661.jpg)
約30分後、助けにきた車に引っ張ってもらい、なんとか冠水現場から脱出することができました。
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タクシー運転手:
タクシーの運転手やって二十何年になりますけど、ここで動けなくなったっていうのは初めてですね。急に、例えば困って(タクシーを)呼んだのかなとは思ったので、多少の無理はって自分でもね。もしかすればいけるかなと思って来たら、そうなって(冠水にはまって)しまったので、私の考えが甘かったというか。
今後も警報級の大雨が予想される
今回、秋田市内の広範囲で発生した冠水の要因の一つが、雨水が排水できず あふれてしまう“内水氾濫”だったといいます。
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大雨から3日がたち、市内の下水道の使用制限は解除されたものの、一時、排水を控える不便な生活を強いられました。
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「めざまし8」の天達武史気象防災キャスターは、秋田県で今後も警報級の大雨が予想されており、引き続き警戒が必要だといいます。
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19日の朝までに多いところで80ミリ、19日の朝から20日の朝まで50~100ミリの雨が予想されていますので、二次災害などにくれぐれも気をつけて、早めの避難を心掛け、安全第一でお過ごしください。
(めざまし8 7月18日放送)