7月に入りいよいよ夏本番。週末は各地で夏祭りが復活し、熱気に包まれました。

この記事の画像(19枚)

しかし、その裏で混雑ゆえの様々な問題も発生していました。

迷子の意外な落とし穴…身分証明書がない!?

「めざまし8」が訪れたのは、神奈川県鎌倉市で行われた「小動神社天王祭」。

多くの見物客でごった返す中、警察官が小さい子供を背負って交番の前に現れました。

警察官:すみません、通ります!

男の子は、どうやら迷子になってしまった様子。

拡声器を使って「該当する親御さんいらっしゃいましたら派出所まで」と、保護した男の子の家族に呼びかけます。

しばらくすると、家族が迎えに来ました。しかし…ここで問題が。

祖父:身分証明がねえ。
母:持ってきてないよ~。
祖父:住所言っても返してくれねえんだ。
母:これじゃダメ?ちょっと期限が切れてるけど…。いや財布なんか持ってきてないよー。

なんと、現れた男の子の祖父と母親は、本人確認ができるものを持っていなかったのです。

普段は確認できるものを持ち歩いているのですが、この日は法被姿だったこともあり、持っていなかったといいます。

警察官が確認のために、男の子に「お母さん?」と聞くと、男の子はうなずいて母親の元へ。

迎えに来た母親の元に駆け寄る男の子
迎えに来た母親の元に駆け寄る男の子

警察官:じゃあいいです、気をつけてね。
母:すみません…。どこにいたの?一人で出てっちゃったの?

少し時間はかかったものの、なんとか家族の元に帰ることができました。

母:身分証がいるみたいで、でもお祭りで身分証なんて持ってこないから。

Q.何をしてる時にはぐれたのですか?
母:
私はおはやしに行ってて、この子はおみこしを家でパパと待ってたんですけど。私を追いかけて行ったみたいで。ね?気をつけてください。

男の子:一人でセブンに行ってたら、迷子になって。お巡りさんに…。
母:一緒に行ってくれたの?
男の子:うん。

心配する母親をよそに、お菓子を見せながら「セブンでこれ買ったんだよ」という男の子。この後、母親とお祭りを楽しんだといいます。

線路ギリギリで写真撮影 注意喚起も

江ノ電が走るすぐ脇でみこしを担ぐのが見どころの「小動神社天王祭」では、迫力ある姿を見るべく、線路のすぐそばに多くの人が集まっていました。

江ノ電が走るそばで、みこしを担ぐのが見どころ
江ノ電が走るそばで、みこしを担ぐのが見どころ

中には、江ノ電が通過する時、ギリギリの距離で撮影をする人たちも。

カメラを構える人々
カメラを構える人々

近すぎたのか、警察官から「電車が通ります、中に入らないでください」と注意が入ります。

なぜそこまで近づくのか理由を聞くと、祭りで交通規制が敷かれていることで、普段撮れないアングルから撮影することができるからだといいます。

ギリギリまで近づいて撮影をしていた人:
電車は止まらなかったので大丈夫かなというのはありました。ここは普段、車が通りますが今日は終日、車が通らないので。今日の特権かなとは思っています。

(「めざまし8」7月10日放送)