7月7日に開幕する夏の高校野球岩手県大会の注目校・花巻東高等学校。逆襲を誓うプロ注目のスラッガー・佐々木麟太郎選手を中心に4年ぶりの夏の甲子園を目指す。

チームのテーマは「逆襲」

これまで春・夏通じて14回の甲子園出場を果たした花巻東高等学校。
5月の春の県大会決勝では、2022年夏の優勝校・一関学院を下し、史上初の5連覇を達成した。

打線の中軸を担うのはプロ注目のスラッガー・佐々木麟太郎選手だ。

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花巻東3年・佐々木麟太郎選手:
精度と確率を上げることや一球一球大事に、どう自分のバッティングをするか考えている

1年生の時からチームの中心打者として活躍してきた佐々木選手だが、夏の県大会では、2年連続で甲子園への切符をつかむことができず、悔しい時間を過ごしてきた。

何としても夏の甲子園へ。
チームは「逆襲」というテーマを掲げ、筋力トレーニングなど地道な練習にも取り組んでいる。

壁だけでなく天井にも張られた「目標シート」
壁だけでなく天井にも張られた「目標シート」

部屋の天井や壁に所狭しと貼られているのは、2022年の冬に選手たちが自主的に書いたという「目標シート」だ。

佐々木選手が書いた目標シートには「花巻東の逆襲」の文字が
佐々木選手が書いた目標シートには「花巻東の逆襲」の文字が

佐々木選手も「花巻東の逆襲」というテーマで2023年の夏にかける思いをつづっている。

花巻東3年・佐々木麟太郎選手:
(入学後)2年間夏を逃しているので、とても心残りがある。支えてくださった方々、先輩方、仲間たちに感謝と恩返しができる夏にしたい

悔しさを力に変え練習に取り組んできた佐々木選手。
その結果、高校通算のホームラン数で日本ハム・清宮幸太郎選手の記録を抜き、歴代最多の140本まで数字を伸ばしてきた。(7月3日時点)

切り込み隊長含むチームで勝ちへ

その佐々木選手より前の打順に座るのがチームの切り込み隊長・熊谷陸選手。

春の県大会では主に1番バッターとして出場し、4試合全てでヒットを放った。
このうち第1打席の出塁率は75パーセント。広角に打ち分けるバッティングでチームに流れを呼び込む。

花巻東3年・熊谷陸選手:
麟太郎の前にランナーがいかに出るかが大事になってくると思うので、まずは出塁することを意識したい。一戦一戦戦って岩手で優勝できるように頑張っていきたい

花巻東3年・佐々木麟太郎選手:
チームが勝つことが最優先。そのためには自分が出なければいけない。命かけて勝つために必ず優勝旗を取って甲子園に出るため戦い抜きたい

岩手から日本一へ花巻東・佐々木麟太郎の逆襲の夏が始まる。

(岩手めんこいテレビ)

岩手めんこいテレビ
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