2024年春に迫る北陸新幹線敦賀延伸。この延伸で、石川県内は、小松駅・加賀温泉駅が開業し、県内はすべて開業することとなる。新たに新幹線が通る小松市では、新幹線開業を見越し、地元のパン屋さんと老舗和菓子店がタッグを組んで、新たなパンを発売した。「和」と「洋」の絶妙なバランスで早くも客をうならせている人気の逸品を取材した。

新幹線開業を盛り上げたい!でも、なぜコラボ?

小松市にあるパン屋さん「パンの朝顔」。多い日には、約160組の客が訪れる地元で人気のパン屋さんだ。

パンの朝顔
パンの朝顔
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看板商品は、「カレーパングランプリ」で金賞を受賞したカレーパンだ!

「パンの朝顔」自慢のカレーパン
「パンの朝顔」自慢のカレーパン

北陸新幹線の県内全線開業を盛り上げるべく誕生したという、新商品について聞いてみた。

稲垣真一アナウンサー:
今回の新商品、どんなものなんでしょうか?
パンの朝顔 吉野麻子さん:
はい、新商品は和菓子屋さんが作った“こしあん”を使ったパンです。

新商品は「抹茶あんバター」、「あんドーナツ」、「ミニ食パン」の3つ。どれも、“こしあん”が使われている。

今回は特別に店内で「抹茶あんバター」を試食させてもらった。

稲垣アナ:
抹茶のこしあんバター頂きます。あんが美味しい!

至福の表情の稲垣アナウンサー
至福の表情の稲垣アナウンサー

パンの朝顔 吉野麻子さん:
そうなんです!もともと私たち家族が「河田ふたば」さんの和菓子が大好きだったんです。4代目が新しく“こしあん”をお水からこだわって焚き上げるというお話耳にして、一緒に美味しいパンが出来ないかなと思って。

人気パン屋さんがほれ込んだ老舗和菓子の“こしあん”とは?

パンに使われている“こしあん”を作っているのが、同じ小松市にある和菓子店「河田ふたば」創業から約70年の老舗和菓子店だ。

その「河田ふたば」で、こしあんを担当しているのが、4代目の宮向智哉(みやむこ・ともや)さんだ。

平成の名水百選にも選ばれた地元の湧き水・桜生水(さくらしょうず)と北海道産の小豆を使って炊くこだわりの“こしあん”だ。

河田ふたば4代目 宮向智哉さん:
和菓子屋独特のあっさりとした“こしあん”をパンにあわせることで、とても食べやすいパンになっています。あんこのおいしさや朝顔さんのパンのおいしさだったりとか、この商品を通じて感じてもらって、小松を少しでも盛り上げられたらと思います。

パンの朝顔 吉野麻子さん:
来年には、北陸新幹線も小松まで延伸されるので、小松市に来たらおいしい“こしあん”のパンを食べたいって思えるようなパンを今後も作っていきたいと思います

新幹線延伸による盛り上がりを地域に取り込もうと、地元では独自の取り組みが進められている。

(石川テレビ)

石川テレビ
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