長野県中野市で5月25日、警察官を含む男女4人が死亡した立てこもり事件で警察は26日、市議会議長の長男・青木政憲容疑者(31)を殺人の疑いで逮捕した。亡くなった女性の近所の人は「恨みを買う人ではない」、また、警察官の友人は「人一倍責任感が強かった」などと話す。

強い殺意を感じさせる言葉

青木容疑者は、持っていたナイフや猟銃で犯行に及んだとみられる。

県公安委員会から、猟銃や空気銃の所持許可を得ていたという。

事件現場周辺(5月25日)
事件現場周辺(5月25日)
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青木容疑者に刺されたとみられる村上幸枝さん。容疑者は犯行直後、近くにいた目撃者の男性に次のように話していた。

目撃者した男性:
「殺したいから殺してやった」と冷静に言っていたのが耳から離れない

強い殺意を感じさせる言葉…。

恨みを買う人ではない

ただ、近所の人たちは、村上さんについて、恨みを買うような人ではないと話す。

近所の住民:
(村上さんは)いい人ですよ。区の役員なんかも一緒にやった。いい奥さんだった。花なんかも好きで

近所の住民:
気さくなしっかりしたお母さん。毎日散歩でここ(現場付近)を通っていた、女性2人で

事件現場周辺(5月25日)
事件現場周辺(5月25日)

最後に死亡が確認された竹内靖子さんは、村上さんの散歩仲間でいつも夕方、容疑者の自宅近くを2人で歩いていたという。

責任感が人一倍強かった

亡くなった中野警察署の玉井良樹警部補。通報を受けて駆けつけたところを銃で撃たれたとみられる。

大学時代の同級生は人柄について「お酒をよく飲み、よくしゃべるムードメーカーだった。長野への思いが強く責任感も人一倍強かった」などと話している。

中野警察署の玉井良樹警部補
中野警察署の玉井良樹警部補

容疑者と亡くなった人の関係性はわかっていない

容疑者と亡くなった近くに住む女性2人と警察官2人について今のところ関係性は分かっていない。

犯行の動機はなんだったのか…
犯行の動機はなんだったのか…

犯行の動機はなんだったのか―。

警察が捜査を進めている。

(長野放送)

長野放送
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