マイページ
口内の菌が逆流…「ペットボトルの直飲み」で中身が腐っていく仕組みと、菌の増殖を抑えるためにできる工夫|FNNプライムオンライン
解決!気になる「食のギモン」

口内の菌が逆流…「ペットボトルの直飲み」で中身が腐っていく仕組みと、菌の増殖を抑えるためにできる工夫

Google ニュース プリファードソース

食中毒を防ぐ

夏場、ペットボトルを少しずつ飲みながら長時間持ち歩く…この何気ない行為が、実はお腹を壊す原因にもなることをご存じだろうか。

予測微生物学が専門で食中毒細菌の研究も行う北海道大学教授の小関成樹さんに、夏の飲み物のリスクと対策を教えてもらいました。

口内の細菌がペットボトルに逆流

気温の高くなる夏場は、食べ物だけでなく飲み物も菌の増殖によって腐敗が進みやすく、下痢や嘔吐などを引き起こしかねないので注意が必要です。

特に菌を増殖させやすいのは、ペットボトルに口をつけて直飲み(じかのみ)したあと、キャップを付け直して置きっぱなしにしておく行為です。

これの何が良くないかというと、飲んだ人の口の中に存在していた細菌が、ペットボトル内の液体に逆流してしまうからです。

(イメージ)
(イメージ)
この記事の画像(3枚)

口からペットボトルに入った菌は、気温が高い環境ほど増殖しやすくなります。夏場は屋外はもちろんのこと、室内でも気温は高くなるため、非常に菌が増殖しやすい環境になっています。

放置を続ければ菌は増え続け、腐敗が進行します。変な匂いがしたり、色などの見た目が変わったりと、分かりやすく「腐った状態」になっていくでしょうし、それに気づかず飲んでしまえば下痢や嘔吐といった症状も起きかねません。

スポドリや乳飲料は注意

特に腐敗しやすいのは、スポーツドリンクのように糖質の入った飲み物です。糖質は菌の栄養源になるため、増殖を助けてしまうのです。牛乳が入った飲料なども同様です。お茶などは菌の栄養になるものはほとんど含まれていませんが、それでも気温の高い環境で放置すれば、菌の増殖は続いていきます。

【よく一緒に読まれている記事】
100℃でも死なないウエルシュ菌が鍋底で増殖…夏場のカレーの食中毒リスクを下げるには?軽くレンチンだけはNG
100℃でも死なないウエルシュ菌が鍋底で増殖…夏場のカレーの食中毒リスクを下げるには?軽くレンチンだけはNG
関連記事

食中毒を防ぐ

解決!気になる「食のギモン」の他の記事
硬いかぼちゃがパカッと切れる裏技とやみつきかぼちゃレシピ!パーティーにぴったりのチーズフォンデュの作り方も
硬いかぼちゃがパカッと切れる裏技とやみつきかぼちゃレシピ!パーティーにぴったりのチーズフォンデュの作り方も
ライフ
失敗しない!ふっくら炊き込みご飯のコツは「早炊きモード」と「吸水」。お米ライターが実践する作り方とお勧め食材
失敗しない!ふっくら炊き込みご飯のコツは「早炊きモード」と「吸水」。お米ライターが実践する作り方とお勧め食材
ライフ
米価暴落、家計は助かっても農家は限界!続けば離農の加速も…“令和の米騒動”の反動で今、生産者に起こっていること
米価暴落、家計は助かっても農家は限界!続けば離農の加速も…“令和の米騒動”の反動で今、生産者に起こっていること
ライフ
手が痛くならない!生栗のゆで方&鬼皮・渋皮がラクにむける裏ワザと、秋の定番「栗きんとん」「栗ご飯」の作り方
手が痛くならない!生栗のゆで方&鬼皮・渋皮がラクにむける裏ワザと、秋の定番「栗きんとん」「栗ご飯」の作り方
一覧ページへ
小関成樹
小関成樹

北海道大学大学院農学研究院 食品加工工学研究室 教授。博士(農学)。
北海道大学農学部卒、同大学院で博士(農学)取得。食品総合研究所や農研機構で研究員・主任研究員を歴任し、タスマニア大学客員研究員も経験。2013年より北海道大学准教授、2020年より同教授。食品微生物分野で国内外の委員・学会役員を務める。

×