夜道を一人で泣きながら歩く6歳の女の子。「声掛けが難しい時代」と感じながらも、迷わず声をかけた富山県立大学教授の行動が、一人の子どもを救った。射水警察署は危機を未然に防いだ住民に感謝状を贈った。

感謝状を受け取った大山さん(画像提供:射水警察署)
感謝状を受け取った大山さん(画像提供:射水警察署)
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「泣いて歩いていた」 暗い夜道での決断

射水警察署から感謝状を受けたのは、富山県射水市太閤山在住の大山英明さん(63)。大山さんは富山県立大学情報工学部情報システム工学科の教授を務める。

5月19日午後7時45分ごろ、大山さんは夕食をとろうと自転車で店へ向かっていた。すると、射水市鷲塚の暗い夜道を、女の子が一人で泣きながら歩いているのを見かけた。付近を確認しても保護者の姿はない。「このまま放置すれば児童の身に危険が及ぶ」と判断した大山さんは、「最近は声掛けが難しい時代」と感じながらも女の子に声をかけた。

スポーツクラブを手がかりに 冷静な情報収集から安全確保

女の子の話によると、スポーツクラブへの迎えが来るはずだったが来なかったため、自分で帰ろうとしたところ道がわからなくなったという。習い事の帰り道、幹線道路付近での出来事だった。

大山さんは「スポーツクラブ」というキーワードをもとにすぐさま検索。近くに2か所あることを確認し、それぞれに連絡したところ、児童を探しているという情報を得た。その後、わかりやすい場所として近くのスーパー・マックスバリュへ移動しようとしていたところ、児童を探していた警察官に遭遇。その場で警察官へと引き渡した。

「警察官に無事引き渡しができてよかった」大山さんはそう感想を述べている。翌日には、母親が児童と一緒に大山さんの職場を訪ね、直接お礼を伝えたという。

画像提供:射水警察署
画像提供:射水警察署

児童の安全確保の功労が認められ、大山さんには6月19日に射水警察署長から感謝状が贈呈された。

富山市でも 高齢男性を最寄り駐在所へ

富山西警察署
富山西警察署

同じ6月19日、富山西警察署でも署長感謝状の贈呈式が行われた。感謝状を受け取ったのは富山市下大久保の岡村満春さん。

6月14日午前6時30分ごろ、岡村さんは富山市八尾町岩屋を新聞配達のため自動車で走行中、高齢男性から「車に乗せてくれないか」と声をかけられた。男性の受け答えから行き先がはっきりしないと感じた岡村さんは、道に迷っていると判断。そのまま放置すれば事故などの危険があると考え、男性を車に乗せて最寄りの卯花駐在所まで送り届け、家族への引き渡しに貢献した。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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