この時期、山形・飯豊町の白川ダムに現れる「水没林」。見ごろを迎えた神秘的な光景をカヌーで堪能できる。

この時期しか見られない「水没林」

ダムの湖面に広がる神秘的な光景。大量の雪解け水が流れ込み、シロヤナギなどの木々が湖面から生えているように見える「水没林」だ。ダムの放水が始まるまでの約1カ月間しか見ることができない。

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その絶景を間近で堪能できるのがカヌーによるツアーだ。企画した「いいでカヌークラブ」の堀江守弘さんに案内してもらった。

初心者にも分かりやすく指導してくれるため、カヌーが初めてでもすぐに進めるようになる。どんな絶景が待っているのか湖面を進むと…。

いいでカヌークラブ・堀江守弘さん:
鳥のさえずりがとてもきれいです、自然の音だけです

カヌーを漕いでいる間も、水の音や鳥の声に癒やされる。

例年に比べて木々の芽吹きが1週間ほど早い白川ダム。密集している場所では風が吹いても水の波紋がほとんど起きないため、水面が鏡のようだ。湖畔から見える景色とは、また違った雰囲気を堪能することができる。

いいでカヌークラブ・堀江守弘さん:
ちょうど今ヤナギの木が芽吹きはじめて、きれいな黄緑色に色づいています

新型コロナの影響で2021年のツアーは中止となり、2022年も回数を減らすなど制限があったこの2年。今年こそはと関係者の期待も高まる。

いいでカヌークラブ・堀江守弘さん:
皆さん我慢の生活が続いてきたと思う。アウトドア・自然の中で疲れを癒やして発散して、自然のエネルギーを受け取ってほしい

水没林カヌーツアーの予約はカヌークラブのホームページで受け付けているが、ゴールデンウィーク期間はほぼ埋まっているという。
春限定の光景を堪能できるカヌーツアーは5月27日まで。

(さくらんぼテレビ)

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