和歌山市で岸田首相が爆発物を投げつけられた事件で、逮捕された男がライターを所持していたことが新たに分かった。
4月15日午前11時半ごろ、和歌山市の雑賀崎（さいかざき）漁港で、岸田首相が選挙の応援演説に訪れたところ、爆発物が投げ込まれた。
漁師や警察官が不審な男を取り押さえている時に爆発が起きたが、首相は避難して無事だった。
威力業務妨害の現行犯で逮捕されたのは、職業不詳の木村隆二容疑者（24）。複数の防犯カメラに、演説会場に向かう木村容疑者の姿が映っていた。
現場からは銀色の筒状のもの2点が押収されていて、警察によると木村容疑者は犯行時、ライターを所持していたことが新たに分かった。
また、刃の長さ13センチほどの果物ナイフも持っていた。
今回の事件では、警察官1人が左腕を数針縫うケガをしたほか、70代の漁業関係者1人も背中に軽いケガをしていたということだ。
背中にケガをした漁業関係者：
薬きょうか何か調べるんだろう、服持って行った。鑑識が。痛かったよ、当たった時。圧迫するような、そんな感じ。
警察の調べに対し木村容疑者は黙秘を続けていて、雑談にも応じていないという。
（「めざましテレビ」4月17日放送）
