クマの耳が付いたフードや、ネコの耳が付いた帽子など、いま動物がモチーフのアイテムを身につける「アニマルファッション」が人気。
そこで今回の「ココ調」は、なぜアニマルアイテムをファッションに取り入れるのか、その魅力を調査。そこには、かわいさだけではない理由があった。
アニマルファッションはあたたかい
まずは、どのようなアイテムがあるのか街で調査。
日曜日の正午に新宿区の駅前で調査すると、ウサギの耳やネコの耳など1時間で動物がモチーフのアイテムを22種類発見した。
小学6年生:
クマちゃんの帽子です。かわいくてモサモサしているから、あたたかい。
50代女性:
これ(耳付きヘアバンド)は今そこで買ってきました。跳びはねそうな感じ。
バッグを持っている女性は…
20代:
アルパカかな?けっこうインパクトあるので、これ1個持っていると印象がついていいかなって思います。
高校生の2人が持っていたのは、「ネコの手袋」。
10代2人組:
おそろいで持っています。朝登校するときに寒さ対策で使っています。知り合いがいたらこうやって(手を振る)。“写真撮らせて”っていうのが多くなりました。
同じネコでも違うアイテムを持っている人もいた。
10代:
ネコをイメージしているかなって感じ。めっちゃふぁ~ってしていてかわいいです。やっぱり目立つというか、自分の個性を表現できるというか。
ネコをイメージした白いレッグウォーマーを身につけていた。
さらに足元が“ライオン”な人もいた。
10代:
ライオン、ファーブーツですね。
もふもふライオンのファーブーツ。お気に入りということだが、困ったこともあるそうだ。
10代:
前に雨のときに歩いていて、水たまりにボチャンしてぬれましたね。最悪です。即終了です、これ。
毛が長いため、雨に濡れると悲惨なことになるそうだ。
2000年代には“キツネのしっぽ”が流行
「アニマルファッション」はこれまでにもあったのだろうか?
40代:
チャームでしっぽみたいなものとかはやりましたね。
30代:
しっぽ持っていました。みんなつけていました。ギャル校だったので、今も棚の奥の方に入っていると思います。
当時はやっていたという“しっぽ”は、2000年頃「キツネのしっぽ」のようなチャームを腰に付けることが流行していたのだ。
アニマルファッションは昔から人気だった。
そして、いま多くの人が身につけているアニマルアイテムが…
10代:
フードをかぶると…クマ耳。
10代:
ねこ耳帽子です。最近買いました。1週間前くらい。
ニット帽やパーカなどの耳付きアイテムを身につける人がいる中、“自分で作る”人もいた。
20代:
ねこ耳です。今週出来上がったばかりなので、(かぶるの)初日です。作りました。できちゃいました。
ねこ耳ニット帽をDIY。現在は、友だちのために2個目を製作中で、材料費は1個あたり500~600円だそうだ。
小学生からお母さん世代までアニマルファッションを楽しんでいた。
今冬トレンドは、小顔効果がある“うさ耳”
ネコやクマ、自作の帽子などいろいろな耳付きアイテムがある中、1番はやっているのが、ウサギのアイテム。
街では、帽子やブルゾンなどウサギの耳が付いたアイテムがいろいろ見られた。
渋谷109のショップを調査すると、お店の入り口の1番目立つ場所に“うさ耳”グッズが置かれている。
SPINNS SHIBUYA 109店スタッフ・川合結菜さん:
うさ耳がいろんな衣装(服)に合わせられるので人気ですね。
お店には、取材時アニマルアイテムが46種類あり、人気は“うさ耳”だった。
今シーズンのトレンド“うさ耳”ファッション。なぜ身につけるのだろうか?
20代:
動いているときにぴょんぴょんってなるのがかわいい。
20代:
長いとこう動きがあるというか、ダイナミックに感じる。
うさ耳は、耳が長いため動きが出てかわいいことが魅力。さらに、耳が長いとある効果があるそうだ。
20代:
やっぱり耳長いので小顔(効果)。こっちの方がデカいと気を取らせて、ちょっとでも(顔を)小さく見せる。
耳がないニット帽と比較すると、うさ耳の方が小顔に見える気がする。
さらに、多くの人が身につけるのは、ある理由があった。
10代:
写真撮るときに無加工とかでも耳付いているとかわいいかなって思います。
大きな耳がアクセントになるため、写真を撮るときに映えるのが魅力だという。
髪形でもアニマルファッションを楽しむ
さらに調査すると、アニマルアイテムだけではないモノもあった。
10代:
ネコをイメージしてやってもらいました。美容室でやってもらいました。最近はやっているので、マネしてみようかなと思ってやってみました。
ねこ耳をイメージしたヘアスタイルも登場。
そこで、実際にスタイリングをしてもらったというお店「ヘアセット専門店Aries新宿東南口店」を取材。
Aries代表・奥野海斗さん:
ヒツジやネコ、イヌ、ウサギはよくオーダーされます。
いろいろなアニマルが選べるなか、取材したときにいたお客さんが選んだのは…
10代:
クマさんヘアです。イルミネーションを見に行くんですよ。そのためにこの髪形つくったんで、めっちゃ写真撮ります。
イルミネーションで自撮りするために「クマ耳ヘア」に。
スマホで自撮りしたり、友だちと一緒に撮ったりするときも“写真映え”するため、アニマルファッションは人気があることがわかった。
(「めざましテレビ」『ココ調』12月25日放送分より)