山形市と天童市の境を流れる立谷川の河川敷で、シバザクラが色鮮やかに咲き誇っている。訪れた人は、同じく見ごろとなっているサクラとの共演を楽しんでいた。
暖かい日が続いた今年は開花が早く…
立谷川沿いの河川敷を濃いピンクに染めているのは、今が見ごろの約3万株のシバザクラ。
この記事の画像(6枚)毎年、サクラが散り始めた時期に見ごろを迎えるが、暖かい日が続いた2023年はいつもの年より開花が早まった。
訪れた人は、濃いピンクのシバザクラと薄いピンクのサクラが華やかに共演する光景を、ゆっくり歩きながら眺めていた。
訪れた人:
花が小さくて愛らしくて好き。今回ちょうどサクラの花とコラボレーションでとてもきれい。また来たい
不法投棄をなくすため
立谷川のシバザクラは、近所に住んでいた田所三男さんが、河川敷への不法投棄をなくしたいとの思いで2006年に植え始めた。
田所さんが亡くなったあとは、地元有志のグループ「立谷川の花さかじいさん」が、その遺志を受け継ぎ、毎年美しく花を咲かせている。
立谷川の花さかじいさん・松田和雄代表:
遠くから見てもピンクできれいだし、よく見ると小さな可憐な花がたくさんついている。遠くからも近くからも、満開になると香りも漂ってくる。その香りも楽しんでほしい
シバザクラの見ごろは4月いっぱいまで続く。
(さくらんぼテレビ)