カンボジアを拠点とした、日本の特殊詐欺グループの男19人について、警視庁はきのう6日に逮捕状を取り、来週前半にも日本へ移送することがわかった。
捜査関係者によると、逮捕状が出た男19人(25~55歳)は2023年1月、都内の高齢女性(60代)にNTTドコモを装って「有料サイトを見て料金が発生しています」などと嘘のショートメッセージを送り、電子マネー「ビットキャッシュ」25万円相当をだまし取った疑いがもたれている。
「日本の詐欺グループがホテルにいる」という日本大使館の情報をもとに、現地警察が男19人を拘束していた。
19人の大半は、嘘の電話をかける「かけ子」役で、そのうち特定危険指定暴力団 工藤会系の関係者の男(38)が中心的な役割を担っているとみられている。
警視庁は来週前半にも、捜査員約50人を現地に派遣して、19人を日本に移送し逮捕することにしている。
男らが滞在していたホテルの従業員:
警察が1月25か26日ぐらいに来た。
容疑者グループは、個人個人でバラバラにホテルに来たから、(いつから滞在していたかは)はっきりしない。
特殊詐欺グループが滞在していた、シアヌークビルのホテルの従業員は、FNNの取材に対し「男たちに不審な点は感じていなかったが、今年1月にカンボジアの警察が調べに来た」などと話した。
(「Live News days」4月7日放送より)
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