冬の北海道で、クマの出没が相次いで報告されている。
雪が積もった山道を歩く3つの黒い影はクマだ。
2022年12月に札幌市で撮影された映像。3頭のうち2頭は体が小さく、親子とみられる。
同じ札幌市内の別の場所でも雪の上にクマと見られる足跡が見つかり…
2018年の冬には島牧村でくっきりと残った足跡も発見されるなど、北海道ではここ最近、冬に相次いでクマが出没している。
函館市でも…。
記者：
現場は木々に囲まれた場所となっています。男性はさらに奥の山中で襲われたということです。
2月4日、山林で木の手入れをしていた男性2人がクマに襲われ、1人が手足をかまれた。
冬眠の時期に、なぜクマが現れるのだろうか。
冬眠中、音や振動で目を覚ますことも
専門家によると、冬眠中のクマは音や振動で目を覚ますことがあるという。
道立総合研究機構・釣賀一二三研究主幹：
（今回のケースは）近くで一定の時間作業していて、いつまでたってもそこから去ってくれないため、周りの音にも気づいている状況だと思うので、（冬眠穴から）飛び出してきた可能性がある。
登山やウインタースポーツなどでもクマを起こしてしまう可能性があるため、山に入る際は十分な注意が必要だという。
（「イット！」 2月28日放送より）
