去年、日本プロ野球から引退した元ヤクルト・内川聖一さんと元阪神・糸井嘉男さんが自身の“引退後”について語った。

1月22日放送の「ジャンクSPORT」(フジテレビ系)に登場した2人。内川さんは22年、糸井さんは19年の現役生活を終え、その2人をねぎらうため、番組MC・浜田雅功さんの“おごり”でコストコ詰め放題を実施した。

まずはホットドッグの領収書を

コストコ常連だという内川さんは、糸井さんとホットドッグを片手にスタンバイ。

「今日は何でもおごってもらえる。浜田さんは倉庫ごと買ってもビクともしない」と冗談を言う内川さんは早々に、浜田さんからツッコミをくらう。

ホットドッグを片手に浜田雅功さんを待つ糸井嘉男と内川聖一
ホットドッグを片手に浜田雅功さんを待つ糸井嘉男と内川聖一
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それでもめげない内川さんは、浜田さんに2人分のホットドッグの領収書を差し出す。しっかり、名前も書かれていて「こんなゲスト初めてや」と呆れさせた。

今回は長年の現役生活を終えた2人をねぎらうためのもの。「君ら山ほど(お金)持ってるやんか」とおごる必要はないとする浜田さん。

しかし、内川さんは「僕ら、無職ですから。今日は家族の期待も背負っている」と使命感を顕にした。

内川さんが15品、糸井さんが16品をカートに“詰め放題”したコストコ爆買い。内川さんの押しの強さに浜田さんが「(永島アナも含めて)3人とも嫌い」と言わしめるほどの買い物になった。

内川聖一、長男の一言に救われた

家庭用炭酸飲料メーカー「ドリンクメイト」が欲しいという内川さん。

「牛乳に炭酸入れたらどんな味になるんだろう」という興味から買いたいと明かすが、浜田さんは「そんな冒険せんでええやん」と諭す。

糸井さんがゲットした1台7役の「デラックス ブレンダー」。引退後のテーマに「健康」を掲げる糸井さんは「YouTubeで超人料理をやりたい」と所望。

すると「1台7役はなかなかない…」と話す永島優美アナに、内川さんは商品の箱を持ち「あとの判断は浜田さん」と語りかける。押しに負けた浜田さんは、永島アナにプレゼントした。

内川聖一
内川聖一

去年、引退をした2人。引退を伝えた家族の反応を内川さんは「長女は悲しくなっていて、落ち込んでいる雰囲気はあったんですけど、長男は何を思ったのか『次はメジャーだね』って。日本の野球選手じゃなくなるんだから、メジャーでしょって。『いい発想だね』みたいな会話になって家族が明るくなった。あの一言に救われました」と語る。

一方、糸井さんは「『え、辞めるの?超人やろ。まだやれるやろ』って。もう凡人になったんや…」と肩を落とした。

糸井嘉男、筋トレしすぎて失敗したこと

2人は引退後の体のケアについても興味があるようで、内川さんは自宅で簡単にボディケアができる「コンパクトマッスルガン」をカートへイン。

「現役時代はケアをしてくれる人がいたんですけど、辞めると全部自分。道具に頼って生きていこうと思った」

また引退後について話が及ぶと、内川さんは「引退間際になって野球が楽しくなってきて。これまでは結果出すためにやってきて、仕事と捉えていた。引退したときに含ませたんです、『NPBを引退します』と。放送される頃には独立リーグでプレーしている可能性が…」と“現役引退”を撤回するような発言が飛び出す。

「解散や!」と帰ろうとする浜田さんを引き止め、内川さんは「NPBは引退」と語気を強め、「これは守って帰る!」とカートを守るようにした。

そのロケから数日後、地元・大分のチームに入団した内川さん。独立リーグでの現役続行が決まった。

糸井嘉男
糸井嘉男

筋トレが好きな糸井さんは引退後、「大会があったら出てみたい」と考えているという。現役時代、筋トレをしすぎて失敗したことがあるようで「野球からかけ離れたトレーニングをして、インコースがさばけなくなった」と筋肉が邪魔になってしまったと明かした。

今は鍛え放題ということで、糸井さんは1台あれば主要な筋肉を鍛えられる「スタックマルチホームジム」を所望。

高額な値段なため、浜田さんは「チャレンジ」を要請。箱の中の金と白のボールから、金を引けばゲットできるこの「チャレンジ」で、糸井さんは見事金のボールを引いた。

やりづらかった投手に2人は「大谷翔平」

現役時代、対戦したピッチャーの中で「やりづらかった投手」を聞くと、2人とも「1人しかいない」と断言。メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手の名前を挙げる。

やりづらかった中でも、糸井さんは「僕が当時日本最速164キロでヒット打ちましたから」と自慢げに語る。

内川さんは「投げた瞬間のスピード感はあるんですけど、大体150キロはストレート。でも彼の場合、150キロでフォークとか投げる。まっすぐだと思って振るのに(球が)動くんです。振ってみて(フォークだと)わかる」と大谷選手のスゴさを話す。

ただし「糸井さんはヒットですが、僕はホームラン打ったんです」とニヤリとした。

会計を待つ間、糸井さんの天然エピソードで盛り上がる
会計を待つ間、糸井さんの天然エピソードで盛り上がる

その後、食品コーナーでは大量の肉や常連の内川さんがコストコで人気の生ハムを箱ごと抱えて持ってきたりするなど、どんどんカートへ入れていく。

さらに、売り切れ必須なKIRKLAND SIGNATUREの「レッドグレープフルーツカップ」を見つけて永島アナが「人気なんです」と目を輝かせる。

そんな姿にほだされ、浜田さんは永島アナにもプレゼント。さらに、先程2人がカートへ入れた人気ヨーグルトの「オイコス」も、内川さんの“押し”で永島アナの分も加えられた。

2人に加えて永島アナもプチ爆買いし始める展開に「3人嫌いや」と顔をしかめる浜田さん。

しかし、「久世福商店 あんバター」を永島アナからおすすめされると「それいい!」と浜田さんも便乗し、買い物を楽しんでいた。

会計を待っている間、ファンから「天然」「宇宙人」と呼ばれる糸井さんの、語り継がれるエピソードの真相にも迫った。

糸井の“天然”エピソードは真実?

「右中間を『宇宙間』だと思っていた」「契約更改のときにはんこじゃなくて、リップクリームを出した」「目がいいのにレーシック手術した」「キャプテンをしていたときのインタビューで『キャプテンマークの重み』を聞かれると『素材は軽いんで』と答えた」

そんなエピソードが紹介されると、糸井さんは「否定する部分はない」とすべて真実だと認める。

「なんで視力1.5なのにレーシックするの?」と浜田さんが聞くと「ちょっと違って視力1.2なんです」と問いと異なる答えが返ってくるなど、ここでも天然ぶりが発揮された。

今回のコストコ詰め放題は内川さんが15品7万6972円、糸井さんが16品10万7507円、永島アナが9336円、合計19万3815円だった。

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)