新米がスーパーに多く並ぶ季節になった。食品の値上げが相次ぐなか、コメの価格は比較的、安定していると言われている。割安感のあるお米は値上げ時代の心強い味方になっているようだ。
サックサクの揚げ物ビュッフェ。揚げたてフライや春巻きなど、どれも１つ50円でごはんに合いそうなおかずが並んでいる。
北海道石狩市にある食品工場の工場直売所では、出来立ての総菜や日替わりメニューを格安で提供している。
人気商品は多い日に1日100パック以上売れるというチャーハンだが、最近ちょっとした変化が…
客：
ご飯は家で炊いたもので、時間がない時やなんか作りたくないなって時に重宝している
客：
おかずとして買いました。（ご飯は家で炊いて？）はい。総菜は足りなくなった時など、高騰もしているので比較的安い物を求めるのは多くなってきています
北海道そうざい企画 小林 慶太 さん：
チャーハンなどもあるが、ご飯のおかずをという人が多い。揚げ物バイキングだと家族の人数分何種類か買っていかれるという感じでそういう方が多くなってきています
最近はご飯の「お供」とする総菜の売り上げが伸びているという。
家計の強い味方「コメ」。いま、その食べ方に注目が集まっている。
札幌市内の精米店です。10月からは新米も店頭に並ぶようになった。
千野米穀店 徳永 善也 社長：
お米はとても落ち着いています
コロナ禍で外食産業の需要が落ち込んでいるせいか、食料品の値上げが相次ぐ中でも、コメの値段は比較的安定しているという。
徳永 社長：
今いろんな食品が値上げになるなか、やっぱりお米だね、ということになっています。
お米需要が高まる中、こんな商品も。
新崎 真倫 記者：
こちらにはご飯を美味しく食べようというアイテムがズラリ。実に100種類以上取り揃えています
札幌市内のこちらの雑貨店では「ご飯を美味しく食べる」をテーマに、10月からご飯のお供コーナーを設けている。
塩やふりかけからお茶漬けのセットなど手間をかけずにご飯をおいしく食べられるアイテムがそろっている。
札幌ロフト 佐藤 薫 さん：
外食ができない状況が長かったのでおうちで美味しくご飯を食べる。ふりかけや梅干しでシンプルにご飯を楽しむという人も増えています。
家でコメを炊くことは節約にも繋がる。おいしいお米をたくさん食べて食費高騰の時代を乗り切ろう。
