『光宙』に『姫冠』、『心』…。果たして読める人はどのくらいいるのだろうか?一見するとなかなか読めない名前、いわゆる”キラキラネーム”が今日、増えているが、キラキラネームはどこまで許されるのか?街で意見を聞いてみると、意外な反応が…。

街で聞いても次々…意外と多い?キラキラネーム

埼玉県民:
名前は『飛馬夢』と書いて『トマム』です。母親が北海道出身で、地名のトマムを当て字にしてキラキラネームになった

北海道民:
名前は『瀬梨夏』で『セリナ』です。姉は『来夢』と書いて『ライム』です

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北海道民:
子どもは『瑛乙』と書いて『エイト』です。甲乙の乙と書いて『と』と読みます。少し読みづらいかなと思ったが、字画を見てもらいました

札幌市の街頭でちょっと聞いてみただけでも、個性的な読み方をする名前が意外と多い。

きっかけはデジタル化 "キラキラネーム"にお墨付き?

現在戸籍には、氏名の読み仮名の記載がない。そこで政府は読み仮名をつけるべく、戸籍法改正に向け作業を進めている。デジタル化を進めるために、読み方の登録が欠かせないという。

名前の歴史に詳しい京都文教大学の小林康正教授は、法改正の背景について、名前の読みにくさがあるという。

京都文教大学 総合社会学部・小林 康正 教授:
キラキラネームといわれている名前が、読みにくいと認識されたことがある

2021年に生まれた、子どもの名前で多いベスト3(明治安田生命調べ)を見ると…、

【男の子】
1位 蓮(れん)
2位 陽翔(はると・ひなた・ひなと)
3位 蒼(あおい・あお・そう・そら)、湊(みなと・そう)

【女の子】
1位 紬(つむぎ)
2位 陽葵(ひまり・ひなた・ひな)
3位 凛(りん)

同じ漢字でも、複数の読み方がある名前が多いのがわかる。また、通常の読み方では読みにくい名前もある。

光宙、騎士はOK?「新しくなるのが"当然の流れ"」

法務大臣の諮問機関、法制審議会では、法改正に向けた中間試案で、読み方をどこまで認めるか3つの案を示している。

最も規制の緩い案は、今まで通り、公序良俗に反しない限り認めるというものだ。この案では「騎士」と書いて英語の「ナイト」と読むものや、「高」と書いて反対の意味の「ひくし」と読むものも認められそうだ。

これに対して最も規制の厳しい案は、文字の意味と関連性があるか、漢字の慣用的な読み方以外は認めないというものである。この場合、誤読の可能性がある「高(ひくし)」や、「太郎」と書いて「じろう」と読むものなどは認められないことになりそう。

いわゆる「キラキラネーム」の許容範囲はどこまでなのか、札幌市で聞いてみた。

北海道民:
『光宙』で『ピカチュウ』は、ちょっと…

北海道民:
私は名付けないけど、別に問題とは思わない

「悪魔」など、公序良俗に反するものでも認めるという人も、102人中 4人いた。

そして、個性的な読み方をする名前が意外と多い現実も明らかに…。

北海道民:
知人に『心』と書いて『ハート』と読む人がいます

北海道民:
知人に『ティアラ』ちゃんがいる。『姫冠』という漢字だったと思う

なぜ、いま、キラキラネームが増えているのだろうか。

京都文教大学 総合社会学部・小林 康正 教授:
ヨーロッパの名前はストック名といわれ、候補として蓄えられている名前から選ぶという付け方。日本は毎回、名前を発明して付けるので、新しくなるのが当然の流れ

果たして、法改正の行方はどうなるのだろうか。

(北海道文化放送)

記事 1076 北海道文化放送

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