アメリカで新型コロナの規制がほぼなくなって初めての感謝祭の連休の前日、多くの人が旅行に出かけ、空港や道路は大混雑となった。
【動画はこちらから】
感謝祭の連休で帰省ラッシュのピークが最もひどくなると言われる11月23日（水）は、各地で道路は大渋滞となった。AAA（全米自動車協会）は、2022年の感謝祭の連休に4900万人近くの人がドライブ旅行をすると予想した。これは2021年よりも多く、2019年のパンデミック前の規模に近づいているという。
ガソリン価格が下がったことが、ドライブ旅行増加の要因の一つと言われている。23日の段階で全米平均ガソリン価格は約３.61ドル。１年前よりは高いものの、１週間前からより13セント値下がりしている。
一方、この連休中に約450万人が空路で旅行に出たとされている。航空券は2021年より43％値上がりしているにもかかわらず、23日、各地の空港はセキュリティチェックに行列ができる大混雑に見舞われた。
人手不足と悪天候でキャンセル便が続出した今年の夏のような混乱が生じる恐れはあるのか。ABCニュースの記者が「夏の混乱でなにか学んだか」とたずねると、ユナイテッド航空の担当者は「クルーにも旅客機にも余裕を持たせる必要性を学んだ」と答えた。専門家は、帰りの便でも空港には早めに行き、なるべく荷物の預け入れはしないよう勧めている。
そうした中、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港でハプニングが発生した。
TSA（運輸保安局）が、預け入れ荷物のスクリーニング中にくっきりと見えるネコの影を発見したのだ。滞在していた家のネコがこっそり荷物に入り込んでしまったそうで、これには荷物の持ち主もビックリ。
結局、空港から連絡を受けた飼い主がすぐに迎えに行き、ネコは無事に家に戻ったという。飼い主によると、家に帰ったネコは、この日、おやつをいつもより多めにもらったようだが、全く動揺した様子もなく、何事もなかったかのように過ごしているという。
（FCIニューヨーク「FCI News Catch!」）
