アメリカ・カリフォルニア州オレンジ郡で2023年8月に起きた、10年前に退職した元警察官がバーにいた客に向けて銃を乱射し、かけつけた警察官と銃撃戦となった事件で、当時現場にいた警察官がつけていたボディーカメラの映像が公開された。
映像には、緊迫した銃撃戦の様子が記録されていた。
【緊迫の銃撃戦…映像はこちら】
この事件は、2023年8月23日午後7時ごろ、地元で大型バイカーに人気のバーで元警察官の男(59)が銃を乱射したもの。バーには男の妻がいた。

警察無線には、「銃撃だ!いまも続いている。すぐに応援をよこしてくれ」という音声が記録されていた。
警察によると、男は拳銃3丁とライフル銃を持って妻がいるバーに入り、妻と、同席していた男性客に向けて発砲した。3人が死亡、6人がケガをしたが、妻は命を取り留めた。その後、かけつけた警察が現場を包囲すると、バーの駐車場付近で男と警察との銃撃戦に発展した。公開されたボディーカメラ映像には、激しい銃撃音が記録されていた。
警察官A:
援護してくれ、ライフルを持ってくる。
警察官B:
弾を込め直している!木の後ろだ!!
警察官C:
ショットガンだ!

5分後に銃撃音が消え、警察官が前進すると、木の下に複数の銃撃を受けた男が倒れ込んでいた。
警察官:
こいつだ!こいつが犯人だ!

男は、現場で死亡が確認された。男は元警察官で、カリフォルニア州ヴェンチュラ郡の警察署に27年間勤務し、組合員長まで務めたが2014年に引退し、最近はオハイオ州に住んでいた。
男の犯行の動機はわかっていないが、妻とは離婚調停中で、銃撃は個人的な恨みによるものと見られている。
(FCIニューヨーク「FCI News Catch!」)