10月4日未明、神戸市北区の会社事務所に、帽子を被り、鼻から下を布で覆った不審な男が侵入。「めざまし8」が独自入手した防犯カメラの映像には、男による窃盗の一部始終が映し出されていました。
事務所に侵入した不審な男。引き出しなどを物色した後、約600万円もの現金が入った金庫の前で、しゃがみ込みました。
すると、ドアを開けていったん事務所の外へ。諦めたのかと思いきや、15分後、再び金庫の前に戻ってきました。
すると…
突然、事務所内に響くけたたましい音と、激しく散る火花。
男は、電動工具を使って金庫を開けようとしたのです。
この時、時刻は午前3時すぎ。窓は侵入時に割られていたため、周辺にも響きそうな大きな音が。
電動工具で金庫を開けることができなかったのか、約15分後、今度は台車を使って金庫ごと持ち去ってしまいました。
被害に遭った会社の担当者は、「堂々と犯行をしていたのが腹立ちます。ぼう然としています」と怒りをあらわに。
そもそも、台車や電動工具は準備されていたものなのでしょうか？
現場を取材すると、被害に遭ったのは、鉄などのスクラップ会社。
実は、男が使っていたのは、この会社の電動工具だったのです。
工具は、犯行現場の隣の倉庫に保管されていました。
被害に遭った会社の担当者：
（男は）いったん出ていって、中に入って道具を探しに行ったんですよ。
すごく慣れた感じですね
金庫を運んだ台車も会社のもの…現場を知る人物だったのでしょうか。
被害に遭った会社の担当者によると、金庫の重さは100キロ以上。
金庫を台車に乗せようとすると、あまりの重さに、台車が激しくはじき飛ばされる光景も。
それでも必死になって台車にのせ、停めてあった車に積んで逃走。
会社側は警察に被害届を提出しました。
被害に遭った会社の担当者：
一刻でもでも早く捕まって欲しいですね。本当に反省して欲しいと思います
(めざまし8 10月14日放送)
