宮崎市で子どもたちのサーフィン体験会が開かれた。使われたのは、あるモノが生まれ変わったサーフボードだ。
プロサーファーが発案「世界中でこの活動広げたい」
サーフィン体験で使われるボード。一見、普通のサーフボードに見えるが、実は海に捨てられた発泡スチロールからできている。

体験会には県内の小学生18人が参加した。


県内でこの活動を続けるプロサーファーの藤原和将さんは、放課後などにデイサービスを運営している。
a-project 藤原和将社長:
ビーズクッションの会社が、全国でへたってしまったビーズを再利用しようと。あとは落ちている発泡スチロールを集めて、なんとか再利用できないかなと。自分たちが集めたごみを使って楽しめるイベントができたらと思って取り組みました

この取り組みは全国5カ所で行われ、2021年8月、宮崎市の子どもたちもごみ拾いに参加した。

各地で集められたごみはビーズと一緒に圧縮され、鹿児島県にあるサーフボード工場へ。1年経った2022年8月23日、サーフボードに生まれ変わり、子どもたちのもとへ戻ってきた。


参加した男の子:
サーフィンは初めてで、最初はできないかと思ったけど楽しかったです。ごみからできていて、すごいなと思いました

参加した男の子:
ごみから作られたサーフボードに乗れて楽しかったです
a-project 藤原和将社長:
これがSDGsなんだよ、良い活動なんだよと、体感できることが必要だと思います。日本だけでなく世界中でこの活動が広がれば良いと思います


子どもたちにとって、心に残る夏の思い出になったようだ。
(テレビ宮崎)