――では、どんな対策をしたらいい?

台風の時「こうすればガラスが割れない」という対処法は基本的にありません。まずは、窓の外側でガラスを守ることができるシャッターや雨戸を閉めるなどの対策をし、直接、飛来物が窓ガラスに当たることを防ぐことが第一です。

それでも、万が一、ガラスが割れてしまった場合に備えて、割れたガラスの飛散を少しでも防ぐため、室内のブラインドやカーテンを閉めるようにしてください。

日頃から台風に備えて「窓の建付けチェック」などを

――台風に備えて他にやっておきたいことは?

現在、窓が壊れている・建付けが悪くなっている・隙間が空いている、という場合は隙間を作らないようにしてください。不具合や異常を発見した際には、建築会社、工務店、管理人(管理会社)、または販売店に相談してください。

また日頃から、台風に備え、窓の下枠やバルコニーの側溝、排水溝の掃除をし、水はけをよくしておくことや、台風接近時には、網戸が強風で飛ばされる可能性があるので網戸のはずれ止めがセットされているか確認しましょう。

シャッターは隙間のないようしっかりと(イメージ)
シャッターは隙間のないようしっかりと(イメージ)

シャッターや雨戸を上手く使って対策を

今回、YKK APに伺った内容を参考に、今できる台風対策を編集部としてまとめた。