台風によっては、温帯低気圧に変わった後も注意が必要なことがある。台風が運んだ湿った空気と上空の寒気がぶつかり合うことで、強風のエリアが広がることもあるのだ。
こうした状況も予測されることから、自宅の台風対策をしている人も多いと思うが、そのときには用心してほしいことがある。それが、換気扇の給気口など、空気の通り道をテープでふさぐという行為だ。
過去にも取り上げているが、再編集して改めて注意点を振り返りたい。
台風対策としてふさぐ人もいる
2019年10月に「台風19号」が日本列島を襲ったときには、非常に強い勢力だったため、雨風が部屋に流入するのを防ごうと、換気扇の給気口や排気口を養生テープなどでふさぐ行為がみられた。
この記事の画像(6枚)給気口は壁面に取り付けられたもので、換気扇(換気システム)が作動したとき、外気を室内に取り込むものだ。確かに風の強い日は、換気扇からは空気を感じられるし、ほこりが室内に入ることもあるが、この行動は台風対策となるのだろうか。