アメリカ・ジョージア州で、手錠をかけられた女性がパトカーから落ちて死亡する事故が発生した。当時の警察のボディーカメラの映像が公開された。警察官のドアの閉め忘れが原因とされている。

7月15日夜、ジョージア州で、ブリアナ・グリエーさん(28)が警察に拘束された。グリエーさんは統合失調症を患っており、症状が悪化したことから母親が警察に通報した。駆け付けた警察官がグリエーさんを拘束し、パトカーの後部座席に手錠をかけたまま乗せ、走り出して約30秒後にグリエーさんが車から落ちたという。道路脇に横たわるグリエーさんに意識はなかった。

その後、グリエーさんは病院に運ばれ、6日後に死亡した。捜査当局は、警察官が後部座席の片側のドアを閉め忘れたことを認めている。グリエーさんはシートベルトを締めていなかった。

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遺族の弁護士は、グリエーさんは頭を打って亡くなるまで昏睡状態にあったとしている。遺族は、パトカーにドアが閉まっていない時などの警報装置の有無や、当時の詳しい状況とその説明を警察に求めていくという。

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