今年11月に行われる2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会。

その大会に向けて“メンバー入りを争う”と言っても過言ではない試合が、6月に4試合行われる。その初戦が、6月2日のパラグアイ戦だ。

森保一監督は、「できるだけ多くの選手を使いながら、システムをうまく工夫していきたい」としている。

攻撃的ミッドフィルダー・堂安律
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今回召集された28人の選手のうち、22人が海外クラブに所属。さらに各国でタイトル獲得に貢献してきたメンバーが日本代表に名を連ねた。

各ポジションで激しい争いが繰り広げられることが予想される中、「ポジション争いウェルカム」と前向きな姿勢を見せるのが、オランダリーグのPSVに所属する堂安律(23)だ。

厳しいポジション争いは自分の成長のため

攻撃的なミッドフィルダーとして、今シーズンはオランダの地で公式戦11ゴールをマーク。さらに国内カップでも優勝を経験し、充実したシーズンを送っている。

2017年U-20W杯、2021年東京オリンピック(U-24)といった各世代別の代表に選ばれるなど経験豊富な若武者は、2018年にA代表初招集。今回、4ヶ月ぶりに代表に選出された。

堂安は、「20歳から代表に入らせてもらって、その重みは年々増えていますし、W杯が控える中で責任を感じてプレーしたい」と日本代表の重みをひしひしと感じているという。

そんな堂安が次に目指す舞台は、11月のW杯。20歳の頃から「ポジション争いウェルカム」な姿勢でいるという堂安にとって、厳しいポジション争いは自身の成長を手助けしてもらうための戦いでもある。

パラグアイ戦に向けてのインタビューに応じた堂安律

「そうじゃないと本当にサッカー選手として成長しないので。誰かが自分のことを追いかけてくれたり、誰かが自分の上にいてくれることで成長できるので。本当にこの状況はすごくワクワクしているし、自分の大好きな状況なので存分に楽しみたい」

堂安は切磋琢磨して高め合う、自分自身の成長を求めていた。

強豪国に勝つためには“努力”するだけ

さらにその成長をチームにも求めていた。その理由は、グループステージの対戦国であるドイツやスペインなど、W杯優勝経験のある強豪国が揃っていることも影響しているようだ。

「嘘をつくのも嫌いなので、正直に。現段階でスペイン、ドイツに“すべて勝てるのか”と言ったら、自信を持って『絶対勝てるよね』って全員が言える状況ではない。ただその確率を1%でも上げるために、僕らは11月まで努力するだけですし。本当に0.1%でも確率を上げて、突破できる自信を持つことが大事なんじゃないかと思います」

「0.1%でも突破できる確率を上げていく」ことが悲願のベスト8進出への道となる。しかし、堂安の野望はここでは終わらない。

JFA2005年宣言

「ベスト16を打ち破って、ベスト8に行ったからといって、“今、負けていいね”とはならないと思うので。“ベスト8”って目標はあまり言いたくない。日本サッカー協会が『2050年までにW杯で優勝する目標』を掲げていると思うんですけど、いけるなら2050年まで待たなくてもいいんじゃないという感覚ではあるので」

堂安の新たな歴史をつくる戦いがパラグアイ戦から始まる。

そんなパラグアイ戦に向けて堂安は「まずは日本代表として勝つことがすべて。チームに対してのパフォーマンスと、個人があげなくちゃいけないパフォーマンスと、両方意識してプレーしたい」と意気込んだ。

キリンチャレンジカップ2022 日本×パラグアイ
6月2日(木)夜6時30分
フジテレビ系列生中継
https://www.fujitv.co.jp/sports/soccer/kcc/index.html