私がお伝えしたいのは「GPSの悪用禁止」です。
警視庁は、無断でGPS機器を取り付けたり、スマホで位置情報を取得することを禁止する条例案を都議会に提出します。
去年、改正されたストーカー規制法より範囲が広がり、恋愛感情を伴わない行為も取り締まりを受けることになります。
ポイントはこちら、「悪意があればダメ!GPS規制強化の訳」
ストーカー規制法が改正され、恋愛感情を満たす目的で相手の許可なくGPSを取りつけることが取り締まりの対象になりました。
これを受けて、警視庁は恋愛感情を満たす目的にどどまらず、嫌がらせなどでGPSを悪用するケースも取り締まるため、迷惑防止条例の改正案を都議会に提出します。
GPSを悪用するケースとしては、以下のようなものが挙げられます。
●相手が乗る車の底部にGPSを取り付ける行為
●GPSを取り付けたプレゼントを相手に送る行為
●相手のカバンのポケットにGPSを差し入れる行為
●相手の車に取り付けられ位置情報が記録されたGPSを回収する行為
●相手の所持するGPSから送信された位置情報を自分のスマホで受信する行為
条例に違反した場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科されることになります。
この他、今回の改正案ではGPSの悪用以外に、「つきまとい行為の場所」について現在規制されている自宅や職場に加え、「現在いる場所」への押しかけを規制の対象します。
また、つきまとい行為をする恐れがある者に相手の氏名や住所等の情報を提供してはならないことが盛り込まれています。
改正案は来月の都議会に提出され、可決されれば、今年10月にも施行される予定です。