2022年3月に行われた新体操の全国高校選抜大会で、1年生にして頂点に立った選手が香川にいる。シニアに転向し、世界へ羽ばたく16歳を取材した。

総合優勝もさらなる高みを目指して

喜田未来乃選手:
こんにちは。よろしくお願いいたします

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5月13日、新体操で使う手具を持って練習場に姿を見せたのは、高松中央高校2年の喜田未来乃選手(16)。171cmの長身と長い手足。そして、どこか見覚えがある表情。実は…。

喜田未来乃選手は、東京オリンピック・新体操日本代表の喜田純鈴選手(21)の妹。未来乃選手も姉と同じく、香川を拠点に活動するエンジェルRGカガワ日中に所属し、姉をオリンピックに導いた劉宇コーチに指導を受けている。

未来乃選手は2022年3月、熊本県で行われた全国高校選抜大会に出場。4つの手具のうち3つでトップに立ち、1年生にして総合優勝に輝いた。

喜田未来乃選手:
すごくうれしかったが演技は完璧ではなかったので、次の大会に向けて直していきたい

姉の影響で新体操の道へ ジュニア日本代表にも選出

未来乃選手が新体操を始めたのは、5歳の時。

喜田未来乃選手:
姉が新体操をやっていて、送り迎えに一緒に行ってやってみたいと思った

姉の影響で新体操の世界に飛び込んだ未来乃選手。劉宇コーチのもとメキメキと力をつけ、次々とタイトルを獲得した。

中学生の時には全国中学校選手権で2連覇を達成し、ジュニア日本代表として世界大会にも出場した。

喜田未来乃選手:
ずっとみんなで努力して練習して、最後の全国大会で優勝できたことが達成感を感じたし、頑張ってよかった

武器は“しなやかさ” シニアとして初めての世界大会へ

ジュニア時代から第一線で戦ってきた未来乃選手。その演技には姉の純鈴選手とは違った魅力があると劉宇コーチは言う。

エンジェルRGカガワ日中 劉宇コーチ:
しなやかさがある。姉(純鈴選手)がスピード感があって速く動けるタイプ。未来乃選手はしなやかさのある選手。美しさがある

手足の長さを生かした、しなやかで伸びのある演技。新体操の採点基準は、2022年から芸術性をより重視するものに変更されていて、未来乃選手のしなやかさは高得点を狙うための大きな武器になる。

喜田未来乃選手:
自分しかできない技を演技に入れられたら

2月に16歳になり、シニアの仲間入りを果たした未来乃選手。世界を舞台に戦う姉から学ぶことは多いという。

喜田未来乃選手:
全てを先生(コーチ)に頼るのではなく、自分でも頭を使って練習したり、気持ちのつくり方とか練習に対しての気持ちとか。学ばないといけないことはたくさんある

そして5月末、シニアとして迎える初めての世界大会がポルトガルで開かれる。香川から世界へ…。未来乃選手の新たな挑戦が始まる。

喜田未来乃選手:
印象を持ってもらえるような選手になりたい。オリンピックとか世界大会にたくさん出られるようになりたい

(岡山放送)

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