JR東日本は、午後2時から記者会見を行い、山手線の自動運転について、今年10月ごろから、営業列車で実証運転を行うことを明らかにした。今年2月には、営業時間帯に、客を乗せていない車両で、自動運転の試験が行われたが、客を乗せた営業列車での実証運転は初めて。
実証運転では、山手線を2編成で、1日10周~20周走らせる予定。それを2カ月程度続けて、その間に、加速・減速などの車両運行に関するデータを集めるという。JR東日本は、山手線での自動運転導入に向けて、2018年から、終電後に試験を行ってきた。
2月に行われた営業時間帯の試験では、運転機能や乗り心地などが確認されたという。現在、ATO=自動列車運転装置の開発が進められていて、2028年ごろまでに、山手線での導入を目指す。