ロッテ佐々木朗希(20)が6日、ソフトバンク戦で6回6安打1失点、11奪三振と好投した。リーグ単独トップの4勝目の権利を持って降板したが、9回に救援が追い付かれて白星は逃した。球速は自己最速タイの164キロを2度マークした。

24日のオリックス戦では5回2失点で開幕3連勝を飾ったものの疲労を考慮し、中11日で今季初めてのナイターに臨んだ。4回2死二塁から適時二塁打を浴び、今季初めて先制点を許したが、昨季本塁打を打たれた柳田悠岐(33)との勝負では成長を見せた。3回1死一、二塁ではフォークを3球振らせて三振に。5回は163キロの直球で見逃し三振。初回の二ゴロも含め、3打席いずれも封じ込めた。

登録抹消前の4月24日のオリックス戦では制球が定まらずに5四死球と球数がかさんだが、この日はストライク先行、直球の平均球速は160キロを超えた。

「序盤は苦しい投球になったが、何とか1点に抑えることができた」。勝敗はつかなかったものの、満員の本拠地のファンをわかせた。

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。